光城精工から、真鍮製ハウジングを採用した高級イヤホン「KJB-01:Keyagu(けやぐ)」が発表された。6月28日の発売で、価格は¥69,000(税別)。5月17日から予約受付を開始する。

画像: 真鍮製の「相棒」を通じて、音楽をより身近なものに。光城精工の高級イヤホン「Keyagu」が5月17日にから予約受付開始。予約特典でポタアンが付いてくる

 「けやぐ」とは津軽の方言で「友達」という意味。同社の技術を盛り込んだ「友達」で、音楽をより身近に感じて欲しいという想いからのネーミングだという。

 製品はハイレゾ対応モデルで、クッキリさと柔らかさを兼ね備えた高S/N、高解像度を指向している。その一方でしなやかさも備えており、長時間聴いても疲れないナチュラルな再生音を実現した。

 Keyaguの特徴は以下の通り。

●真鍮製ハウジング
 真鍮特有の響きを残しつつ金属臭さを払拭するために、切削厚を随所でコントロール。肉厚で重量感がありつつも、重さを感じさせることなくフィットする。表面仕上げは真鍮の煌びやかさを損なわないクリアコートを施した。

 ハウジングの左に「KO」、右に「JO」とロゴを刻印し、左右の識別を容易にするとともに、自社のアイデンティティを込めている。

●ハイレゾ対応ドライバー
 振動板には、高い剛性と内部損失を両立した「スーパーエンジニアプラスチック」を採用。シングルドライバーという構成にも関わらず、広い周波数特性と、ハイレゾの定義である40KHz以上の再生もクリアーしている。

画像: 付属ケーブルはプレーヤー側に3.5mmプラグを、イヤホン側にmmcxコネクターを採用。導線はPC Triple Cという豪華な仕様だ

付属ケーブルはプレーヤー側に3.5mmプラグを、イヤホン側にmmcxコネクターを採用。導線はPC Triple Cという豪華な仕様だ

●mmcxコネクター
 信頼性が高く定評のあるmmcxコネクターを採用しており、リケーブルも楽しめる。mmcxコネクター部と3.5mmステレオプラグには金メッキが施こされ、音質面におけるカスタム性、チューニングにおいて優位性を保っている。

●PC-Triple C導体を採用したケーブル
 付属ケーブルには、PC-Triple C導線を採用。新たに編み出された連続鍛造伸延技術により、結晶を長手方向に連続化させることに成功している。これにより、信号の伝送を妨げる結晶粒界を極力減らし、優れた導通性能を実現した。

 また中心線に導通性能の高い単線を、高周波が流れる外周部には極細線を配し、ケーブルの信号伝送における表皮効果を考慮した導体構造とした。シースにはフッ素系樹脂、導体とシースの介在糸には絹糸を採用し、ノイズや静電気に強く、高い安定性と伝送速度を実現させている。

●イヤーチップ
 イヤーチップには、Crystalline Audio製「Crystal tips」を採用。形状記憶素材をベースに、耐熱耐汗プロテクトフィルムのコーティングを施し、高い耐久性と抜群のフィット感を両立させた。

 なお同社では、先述の通り5月17日(金)からKeyaguの事前予約受付をスタートする。6月16日(水)正午までに予約をした方に対し、特典として同社製ヘッドホンアンプ「KM02:PAMP(パム)」をプレゼントしてくれるので、気になる方は熟考されたし。

画像: 予約特典の小型ヘッドホンアンプ「KM02:PAMP(パム)」

予約特典の小型ヘッドホンアンプ「KM02:PAMP(パム)」

Keyaguのスペック

●ハウジング:真鍮削り出し
●ドライバー:φ9.65 ダイナミック型
●インピーダンス:16Ω(@1KHz/1mW)
●再生周波数帯域:10Hz〜40KHz
●定格入力:10mW(最大50mW)
●出力音圧レベル:98dB/1KHz/1mW
●質量:約13g(L/Rペア、ケーブル含まず)
●コネクター:mmcxメス

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