老舗遊園地としまえんを舞台にしたホラー作「映画 としまえん」の先行上映舞台挨拶が5月2日、池袋のHUMAXシネマズで行なわれ、初めてメインキャスト6名が揃って登壇した。出席メンバーは、主演の北原里英、小島藤子、浅川梨奈、松田るか、さいとうなり、小宮有紗、そして高橋浩監督ら。

画像1: 北原里英、小島藤子/注目ホラー作「映画 としまえん」、初のメインキャスト全員が揃っての舞台挨拶を開催。「としまえんのコラボお化け屋敷に、小宮がいるかもしれないよ」

 全員が劇中衣装で登壇していたが、一人だけ制服姿であった小宮は浅川からいじられっぱなしで、「25にもなっての制服姿に疑問を感じつつも、若さに負けずに頑張りたい」と、自虐的なコメントも。前回の舞台挨拶では思いっきりネタバレ発言をしてしまった松田は、「今回は上映後なので、のびのびやらせてもらいます」と開き直っていた。

 司会からは、「としまえんの思い出は」「演じた役の高校時代と大学時代の演じ分けは」などの質問がだされるが、今回も浅川が仕切り役として、各キャストのコメントに、ちょいちょいちゃちゃをいれる暴走ぶり。

 各キャストのコメントを抄録すると

北原(としまえんの思い出について聞かれ:撮影中も楽しんだけど、打ち上げも園内のBBQ場みたいなところで開いてもらったこと。閉園後だったのに、わざわざ閉まったお店を開いてくれた)

小島(映画とコラボしているお化け屋敷に行ったことに触れ:映画とコラボした雰囲気になっていて、ちゃんと有紗がいるの。【小宮:うん、いるいる】。映画に興味を持ってもらえたら、ぜひお化け屋敷にも行ってほしいです)

浅川(劇中で描かれる、高校生時代と大学生時代の役の演じ分けについて聞かれ:何度も言いますけど、私の眼鏡をかけたポスターの写真が一番ホラーです。役としては、見た目はだいぶ変わりますが、根っこの部分の、ヲタクなところと、なんでも記録に残そうとするところは大事にしました。でも、その変わりように、たった一年で何があったんだろうなって思いながら演じました。見た目は、私が一番、いじめられっ子キャラですよね)

松田(としまえんの思い出について聞かれ:地元に根付いたというイメージがありますね。地域密着型で、遊園地のスタッフだけじゃなくて、地域が遊園地を盛り上げている感じがありました)

さいとう(撮影を振り返って:撮影直前まで爆笑してるのに、すぐあとに怖いシーンを撮るという、ホラー映画のあるあるを実感しました。まさに、やって楽しい、見て怖いというセオリー通りでした)

小宮(としまえんの思い出を聞かれ:昔、一年間地球を守っていた時は練馬区民だったんですけど、一度も来たことがなくて……。今回の撮影でもミラーハウスぐらいしか行けなかったし、しかも、自分が楽しむというより、みんなを怖がらせる役だったので、次は自分が楽しむために行きたいです。それが心残りですね。【成仏できてないんだ、とほかのキャストより総ツッコミ】

画像2: 北原里英、小島藤子/注目ホラー作「映画 としまえん」、初のメインキャスト全員が揃っての舞台挨拶を開催。「としまえんのコラボお化け屋敷に、小宮がいるかもしれないよ」

 ちなみに、ホラー映画の定番ともいえる撮影前のお祓いに小宮は不参加だったことも、本人より暴露され、「大丈夫かなってドキドキしながら現場に臨んだんですけど、なにもなくてよかったです」と安堵のコメントも。

……というように会は、和気あいあいとした雰囲気で進み、最後は、主演の北原より「撮影から一年、遂に公開を迎えることに感無量です。遊園地とのコラボ企画もあるので、相乗効果でどちらも盛り上がるといいなと思います。ぜひ、応援をお願いします。そして、若くてかわいい女の子がこれだけ集まると、こんなにパワフルなんだというところも、映像から楽しんでください」と、結んで終了となった。

映画「映画 としまえん」
5月10日より、ユナイテッド・シネマとしまえん ほか全国公開
<キャスト>
北原里英、小島藤子、浅川梨奈、松田るか、さいとうなり、小宮有紗ほか
<スタッフ>
監督・脚本:高橋浩
配給:東映ビデオ
(C)2019東映ビデオ

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