米・クライテリオン盤『近松物語』11月6日リリース
NOVEMBER NEW RELEASES - THE CRITERION COLLECTION
クライテリオンから11月のBLU-RAYリリース・ラインナップが届きました。11月リリース・タイトルは5タイトル(うちBOXセット✖1)。まず11/6に登場するのが名匠・溝口健二監督作『近松物語』(54)です。
京都の大店の手代、茂平は、店の主人の若妻おさんの頼みで彼女の兄の借金の工面をする。だがそれが主人にばれて、茂平は店をクビになってしまう。さらに茂平とおさんは不義の疑いを掛けられて逃走することに。ふたりは逃走の中で真剣に愛し合うようになるが、おさんの夫の追跡が迫り・・・。
近松門左衛門の人形浄瑠璃『大経師昔暦』を下敷きに、川口松太郎が書き上げた戯曲『おさん茂兵衛』を映画化。浄瑠璃のモデルとなったのは『おさん茂兵衛』と呼ばれた不義密通事件。男女の不幸な愛の顛末が民衆の深い同情を呼んでいたもので、近松はふたりの三十三回忌にあわせて事件の顛末を浄瑠璃に仕立てた経緯があります。
主演は長谷川一夫(溝口健二はスタア嫌いであったが、大映社長の永田雅一の強い要請によって起用)、香川京子。共演に南田洋子、進藤英太郎、小沢栄太郎。スタッフは脚本・依田義賢、撮影・宮川一夫、美術・水谷浩、音楽・早坂文雄といった錚々たる顔ぶれ。
マーティン・スコセッシの陣頭指揮によって実現した4Kデジタルレストア版(2017年ベネチア国際映画祭クラシック部門に出品)。マスターは国内版と同様。グレーディングはクライテリオン。
SPECIAL FEATURES
●NEW 4K DIGITAL RESTORATION, with uncompressed monaural soundtrack on the Blu-ray
●New interview with actor Kyoko Kagawa
●Mizoguchi: The Auteur Behind the "Metteur-en-scène,"
- a new illustrated audio essay by film scholar Dudley Andrew
●Trailer
●New English subtitle translation
●PLUS: An essay by film scholar Haden Guest
DISC SPEC
Title | A STORY FROM CHIKAMATSU:THE CRITERION COLLECTION |
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Released | Nov 06, 2018 (from Criterion) |
SRP | 39.95 |
Run Time | 102min |
Codec | MAPEG4/AVC |
Aspect Ratio | 1.37:1 |
Audio Formats | Japanese LPCM 1.0 (48kHz/24bit) |
Subtitles | English |
FILM SPECS
タイトル | 近松物語 |
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年 | 1954 |
監督 | 溝口健二 |
製作 | 永田雅一 |
製作総指揮 | N/A |
脚本 | 依田義賢, 《原作》近松門左衛門, 《劇化》川口松太郎 |
撮影 | 宮川一夫 |
音楽 | 早坂文雄 |
出演 | 長谷川一夫, 香川京子, 南田洋子, 進藤英太郎, 小沢栄太郎, 菅井一郎, 田中春男, 石黒達也, 十朱久雄 |