バランスド・アーマチュア型ドライバーの帯域バランスをチューニング

 ミックスウェーブは、香港の新興カスタムIEMメーカーFAudio(エフオーディオ)の取り扱いを開始すると発表。同社カスタムIEM製品「SYMPHONY」(シンフォニー)、「HARMONY」(ハーモニー)、「CHORUS」(コーラス)、「SCALE」(スケール)4モデルを8月1日より発売する。価格は下記の通り。

SYMPHONY オープン価格(想定市場価格¥174,815前後)
HARMONY オープン価格(想定市場価格¥135,649前後)
CHORUS オープン価格(想定市場価格¥86,760前後)
SCALE オープン価格(想定市場価格¥67,130前後)
※いずれも耳型採取代別

 FAudioは、2014年創業に音響に精通したエンジニアと、ミキシングエンジニアが立ち上げたカスタムIEMメーカーで、正確な音の再現をカタチにすることを目標に製品開発を行なっているという。

 SYMPHONYは、バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーを7基搭載した同社フラッグシップモデル。それぞれ低域×2、フルレンジ×1、高域×1、超高域×2という4種類の帯域を受け持たせている。

 サウンドチューニングには、同社独自の「True Crossover Technology」(T.C.T)を採用し、フルレンジドライバーの周波数帯域をチューニングすることで、各帯域においてきれいなクロスオーバーを形成することに成功。正確なサウンドを作り上げているという。

 なお、本製品はリケーブルに対応し、イヤホン側のプラグにはカスタム2ピンを採用している。ケーブルについては4本の銀メッキ導体を使用した「Silver Plated Litz Cable」が同梱されており、優れた伝送特性と取回しのよい(柔軟性のある)仕上がりとなっている。付属ケーブルは今回発表の4シリーズは共通だ。

 主なスペックは、再生周波数特性は20Hz~24kHz、インピーダンス22Ω、感度119dB、ケーブル長約118cmとなる。

 HARMONYはBA型ドライバー5基を搭載したモデル。それぞれ低域×2、フルレンジ×1、高域×2の帯域を受け持たせている。もちろん、同社オリジナルのT.C.Tを採用している。リケーブル対応のカスタム2ピン仕様だ。

 主なスペックは、再生周波数特性は20Hz~24kHz、インピーダンス18Ω、感度117dB、ケーブル長約118cmとなる。

 CHORUSは、BA型ドライバーを3基搭載したカスタムIEM。それぞれ低域×1、フルレンジ×1、高域×1の帯域を受け持たせている。T.C.T採用、カスタム2ピンプラグは同様。

 主なスペックは、再生周波数特性は20Hz~24kHz、インピーダンス25Ω、感度112dB、ケーブル長約118cmとなる。

 SCALEは、ダイナミックドライバーとBA型ドライバーをそれぞれ1基ずつ搭載したハイブリッドモデル。どちらもフルレンジの帯域を受け持つ。T.C.T採用、カスタム2ピンプラグは同様。

 主なスペックは、再生周波数特性は15Hz~20kHz、インピーダンス35Ω、感度110dB、ケーブル長約118cmとなる。

FAudioのカスタムIEM「SYMPHONY」。BA型ドライバーを7基搭載した同社フラッグシップモデル

BA型ドライバーを5基搭載したカスタムIEM「HARMONY」

BA型ドライバーを3基搭載したカスタムIEM「CHORUS」

ダイナミック型+BA型ドライバーのハイブリッドカスタムIEM「SCALE」

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