友禅と更紗の新線材は超極細銅線を133本束ねて低抵抗にした

NOBUNAGA Labs(ノブナガラボ)は、新しい線材を採用したリケーブルの新シリーズ「Advance」をスタートする。その第一弾アイテムとして「友禅」(ゆうぜん)と「更紗」(さらさ)が7月27日に発売される。いずれもオープン価格で想定市場価格は¥14,300前後。なお、e☆イヤホンとフジヤエービックでは、7月14日より先行販売はされる。

 両製品の違いはプレーヤー側の端子の種類で、友禅は3.5mmステレオミニ端子、更紗は2.5mm4曲バランス端子となる。イヤホン側の端子はともにMMCX端子だ。ケーブル長は120cm。

友禅。プレーヤー側の端子が3.5mmステレオミニだ

更紗は2.5mm4極バランス端子を採用する

 新しく採用した線材は、1芯あたり0.06mmの超極細高純度無酸素銅を133本束ねたもの。これにより、導体抵抗値が抑えられ、電気伝導性が向上し、自然で躍動感ある中低域を実デンしたという。さらに、導体を真円化することで、導体自体の柔軟性と耐久性を飛躍的に高めており、折曲げや急激な温度変化に強く安定した信号伝達が可能となった。

これが芯線材を採用したケーブル

 この導体に、プラス側とマイナス側の撚り方向を対称にする独自技術「Symmetric Braid Matrix」を採用。電気信号の流れをスムーズにすることで、導体同士の電気抵抗の上昇を抑え、低域から高域まで広い帯域の音を伝送できるようにした。

 ケーブルの左右分岐部は、電気抵抗の原因となる半田接合を一切使っておらず、職人がひとつずつ手作業で編み込んでいる。これにより、ケーブル本来の特性を引き出せるとしている。

 同社お得意のクライオ処理が施されている他、プラグには、高品質な日本製を採用する。

ケーブルの分岐部分

イヤホン側はともにMMCX端子を採用

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