第1位:パナソニック TH-55HZ2000
オープン価格(実勢価格35万円前後)
宇都宮工場で組み立てられる自社設計の「ダイナミック・ハイコントラスト」パネル採用の55型機。自発光ディスプレイならではの魅力を知悉したパナソニック製品ならではの完成度の高さで、とりわけ暗室環境で観る「シネマプロ」モードの画質がすばらしい。昨年モデルに比べてパネル制御技術が進歩し、暗部のみならず高輝度領域においても階調表現が著しく向上した。ホワイトバランスの安定感もピカイチで、高画質マニアに安心してお勧めできる。(山本)
第2位:ソニー KJ-55A8H
オープン価格(実勢価格28万円前後)
上位機のA9Gシリーズ同様スタイリッシュにまとめられた、ソニー有機ELディスプレイのスタンダードモデル。65型も用意されているが55型のほうがよく練り上げられている感じで、深みのある色再現性と凝縮感のある映像を楽しむことができる。ネット動画視聴の動作性能が改善されたことで、素早いレスポンスを得られるようになったこともユーザーには嬉しいポイントである。(潮)
第3位:東芝 55X9400
オープン価格(実勢価格30万円前後)
今期4KレグザのトップエンドがX9400。77型から48型まで合計4モデルが勢揃いした。すべて有機EL方式で、うち65型と55型の2種類は自社開発専用設計の高放熱インナープレート付きパネルを搭載している。画質の見どころはおまかせAIピクチャーモード。話題のクラウドAI機能も頼もしく、55型画面の緻密さを再発見。(高津)
第4位:LG OLED 55GXPJA
オープン価格(実勢価格35万円前後)
上位機種と同じ画像処理エンジン「α9 Gen3 AI Processor 4K」を搭載。暗部の自然な質感を向上させ、高彩度の明部はさらりとした明瞭な質感で描写。ドルビービジョン映像においても広い輝度レンジを人物の実像的な彫琢に活用するゆとりが感じられる。音声は高域、低域、重低音をマルチアンプ駆動して鮮度と質量感を訴求。また「ギャラリーデザイン」は、壁取り付け金具が本体背後に収まるようにして壁との一体感を確保。しかも少々の首振りが可能だ。(吉田)
第5位:シャープ 4T-C48CQ1
オープン価格(実勢価格23万円前後)
シャープ有機ELテレビの48型モデル。液晶テレビにも通じる明るく発色の鮮やかな表示で、高コントラストと相まって明るい部屋で使いやすい映像になっている。暗部階調性表現にも注力され、最低輝度での階調感がスムーズ。内蔵スピーカーは3ウェイ5スピーカー。トゥイーターユニットの前向き設置で音質を向上した。(鳥居)
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