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【御法川裕三のIFA2019散策 まとめ】デスクトップの高級モデルや新企画の提案など、IFAではオーディオビジュアル関連の話題も豊富だった

「IFA2019」が現地時間9月6日からスタート。今年もAVファン目線で気になる情報をお届けします!【御法川裕三のIFA2019散策 その1】 - Stereo Sound ONLINE

欧州最大のコンシュマー・エレクロニクス・ショー「IFA 2019」がドイツ・ベルリンで9月6日から開催される。IFAは1924年の初開催から今年で59回目、ラスベガスで1月に行われる北米のCESと共に、新製品や新しい技術を発表する場として、見逃せない見本市である。
 昨年までの例を挙げれば、24万人以上の来場者、1800以上もの出店数があり、展示面積も含め、年々拡大の一歩を見せている。基本的にはメーカーの販売部とディーラーがやりとりを行なう場所であるのだが、新しい技術を、新たなるトレンドを...

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パナソニックのIFAプレス向け発表会、今年はちょっと“お疲れ“モード? 4K有機ELビエラ「GZシリーズ」やルミックス「DC-S1」の展示に期待【御法川裕三のIFA2019散策 その2】 - Stereo Sound ONLINE

パナソニックは例年、開幕2日前にプレスカンファレンスを行なうことが通例だったが、今年は発表会のアナウンスがされず(イタリアのメディアは前年度のカンファレンスが100周年として大々的に行なわれたので、今年は『疲れちゃったのかな』と伝えていた)、5日10時からパナソニック・アプライアンス・ヨーロッパ社、松永陽介社長による「欧州事業説明」が行われた。場所はメッセ・ベルリンの新建物、Hub27のコンヴェンション・ルームで、ひっそりと、というイメージだった。
 IFAは「B to C」よりも「B t...

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シャープは「True 8K + 5G」を強く訴求した。5G通信機能を持った120インチ8K液晶テレビや、ダイナブックの8K化は面白い【御法川裕三のIFA2019散策 その3】 - Stereo Sound ONLINE

シャープは現地時間の9月5日16時からプレスカンファレンスを開催した。
 「True 8K + 5G」を標榜しているが、彼らの言う8Kの言葉には偽りはない。世界最大となる120インチ8K解像度の液晶テレビを展示し、このモデルも含め、今後のシャープのテレビには5G通信への接続機能が約束された。つまり、テレビがスマートスピーカーの役割を担うということである。
 Dynabook社は現在シャープの傘下にあるのだが、PCでも8K化を目指して編集などにも役立てる。世界最小の8Kカメラも来年には発売、...

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パナソニックブースでは、液晶デュアルパネルを用いたマスター・モニター「MEGACON」や透明な有機ELテレビ「TRANSPARENT OLED PROTOTYPE」が話題【御法川裕三のIFA2019散策 その4】 - Stereo Sound ONLINE

パナソニックは自社ブースで、プロトタイプながら、液晶デュアルパネルを用いたマスター・モニター「MEGACON」と、透明な有機ELテレビ「TRANSPARENT OLED PROTOTYPE」を参考出品していた。
 「MEGACON」は55インチの4K液晶テレビだ。既存(他メーカー)のマスター・モニターはほとんどが30インチ強であり、ハリウッドの現場などから、それ以上のサイズのものという希求があり、新たなる「マスター」を目指して製品化を果たしたという(現在、家庭にあるテレビ・サイズのデフォル...

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ソニー「Signatureシリーズ」にプリメインアンプ一体型スピーカー「SA-Z1」が加わる。100kHzまで再現できる“机の上のハイエンド”【御法川裕三のIFA2019散策 その5】 - Stereo Sound ONLINE

2016年からソニーはハイエンドラインの「Signatureシリーズ」を展開し、これまでにも弩級のウォークマン(NW-WM1シリーズ)、ヘッドホン(MDR-Z1R)、イヤホン(IER-Z1R)、ヘッドホンアンプ(DMP-Z1)を発表してきたが、本年度はニアフィールドパワードスピーカー「SA-Z1」をラウンチさせた。
 ホームオーディオで究極の解像度を目指すには、ハイエンドなスピーカー、専用リスニングルーム、音響セッティングなどが必要とされてきた。これに対しSA-Z1では、パーソナルな空間で...

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ストリーミング再生も可能な「NW-ZX507」と「NW-A105」が欧州で11月に発売。こだわりのディスプレイ表示がたまらない!【御法川裕三のIFA2019散策 その6】 - Stereo Sound ONLINE

IFA2019のソニーブースでは、ウォークマンNW-ZX300の後継モデル「NW-ZX507」と、その弟モデル「NW-A105」が発表された。欧州での発売は11月の予定で(日本国内の発売時期は未定)、推定価格はそれぞれ830ユーロ(ZX507)と350ユーロ(A105)となる。
 いずれのモデルもPCいらずのネットワーク対応(Android)で、様々な音源に対応できるようになったことがトピックである。もちろん、ZX507は前モデル同様に最大11.2MHzのDSDネイティブ再生、最大384k...

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レーザー光源を搭載したJVCのDLPプロジェクター「LX-NZ3」。従来モデルもファームウェアアップデートで、更なる高品質を獲得【御法川裕三のIFA2019散策 その7】 - Stereo Sound ONLINE

JVCは日本型番「LX-UH1」の後継機となるDLPプロジェクター「LX-NZ3」を発表した。
 4K/HDR対応はもちろんのこと、光源をレーザー化して20,000時間の長寿命と、3,000ルーメンの明るさを実現している。デザインもモディファイされ、白と黒のボディカラーを準備した。価格は3,499ユーロを予定しているという。
 そして今回、DLA-V9R/V7/V5を対象に、ファームウェアv3.0のアップデートが実施されることも発表された(欧州は11月に実施)。
 これにより、映像調整の新...

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UHD Allianceが、映画制作者の望んだ画質をボタンひとつで再現できる「Filmmaker Mode」を発表。パナソニックブースで展示した【御法川裕三のIFA2019散策 その8】 - Stereo Sound ONLINE

パナソニックを含む「UHD Alliance」は2020年以降の一部のモデルに対し、制作者の意図に即した画質モード「Filmmaker Mode」を策定すると発表、早速、パナソニックのブースではデモとして紹介されていた。
 有機ELテレビを筆頭に、現在のテレビ画質は見通しのいい、クリアーなデジタル高画質という印象がある。しかし、ハリウッドではクリスファー・ノーランを筆頭に、現在もフィルムを使って撮影する制作者がいる。彼らが望んだ画質に追い込むには、ユーザー側が各モードの調整を行なわなくては...

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パイオニアは、ワイヤレスモバイルに注力。Bluetoothイヤホン「C5」「E9」と、オンイヤーヘッドホンの「S3」「S6」と、若者に向けた製品を揃える【御法川裕三のIFA2019散策 その9】 - Stereo Sound ONLINE

オンキヨー&パイオニアは新型ワイヤレス(truly wireless)イヤホン、「C5」「E9」、オンイヤーヘッドホン「S3」「S6」をそれぞれ発表した。
 ブースにはユニバーサルUHD BDプレーヤーの「UDP-LX500」、同社AVセンター魂の結晶「SC-LX904」も展示されていたが、まずは主力となるヘッドホンで市場をキープして、その他モデルに力を入れるという社の戦略があるようだ。                
「C5」の充電ケースは細長デザインで、バッグの隙間にもすっきり治まるは...

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ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WI-1000XM2」は、ノイズキャンセリング機能も備えつつ、連続再生時間も最大10時間をクリアー【御法川裕三のIFA2019散策 その10】 - Stereo Sound ONLINE

某スマホがヘッドホン端子を廃止して以降、Bluetooth方式のワイヤレスヘッドホン&イヤホンが人気になっているが、ソニーは完全ワイヤレスの「WF-1000XM3」を受け継ぐ、ワイヤレス・インイヤーモデル「WI-1000XM2」を発表した。国内導入は未定だが、欧州では330ユーロの予定。
 高音質ノイズキャンセリングプロッセーサーの「QN1」を搭載、オーバーバンドタイプのWH-1000XM3と同じプロセッサーで、ハイレゾ級音質を実現させるため、先モデル譲りの「DSEE HX」ドライバー・シ...

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テクニクスブランドで初となるイヤホン「EAH-TZ700」が登場。磁気回路の一部に磁性流体を活用し、超低域から100kHzまでをカバー【御法川裕三のIFA2019散策 その11】 - Stereo Sound ONLINE

パナソニックブースでは、テクニクスブランドで初となるイヤホン「EAH-TZ700」を展示していた。
 10mm径のダイナミック型ユニットを搭載し、超薄型アルミニウム振動板の歪みを抑えるために磁気回路の一部に磁性流体を活用するなど、いくつかの工夫がある。超低域から100kHzまでの高域をカバーし、この日はイーグルスの「Hotel California」を視聴した。
 ベタな選曲だが、オープニングのアコースティック12弦ギターの音色は艶があり、音場も広大なイメージにある。ドラムとベースがインに...

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ヤマハは「プレイ、リッスン」を標榜し、オーディオ機器から楽器まで幅広く展示。企業としての奥深さをアピールした【御法川裕三のIFA2019散策 その12】 - Stereo Sound ONLINE

IFA2019のヤマハブースは「プレイ、リッスン」を標榜し、オーディオ製品のみならず、電子ドラムやギター、ベースなど、楽器も大きく展示し、企業としての奥深さをアピールしていた。
 独自の無線を使った再生機能「MusicCast」に対応する一連のモデル、5000シリーズを代表とするハイエンドハイファイ機器、サウンド・バー、AVセンターはCX-A5200+MX-A5200など、新製品モデルの発表はなかったが、いずれも欧州でのセールスは好調だという。
 浜松にある企業ミュージアム「INNOVAT...

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ホームエンタテインメント向けの新しいライセンス・認証プログラム「IMAX Enhanced」のデモを発見。既にオンキヨーAVセンターに実装されていた【御法川裕三のIFA2019散策 その13】 - Stereo Sound ONLINE

IFA2019の会場で、ホームエンタテインメント向けの新しいライセンス・認証プログラム「IMAX Enhanced」のデモが行なわれていた。IMAXとDTS社による新たな提案である。彼らの目指すものを以下に転載する(THXに似た認証システムなのかな)。
●ショールームに足を踏み入れ、製品を見て回る中、その量に圧倒されることがよくあります。そんな時に、どの製品が最も優れているのか、価格以外のところでどうやって簡単に見分けることができるのか。
●様々なコンテンツが映画館向けから家庭向けへとシフ...

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ソニーブースからプロジェクター展示が消えた! しかし「IMAX Enhanced」ブースでデモを発見してひと安心。ファームウェアアップデートもあり【御法川裕三のIFA2019散策 その14】 - Stereo Sound ONLINE

本年度のIFA、テレビ・メーカーの多くは8Kモデルを多数展示しており、それはソニーも同様だった。
 液晶式98インチ8Kモデル「KD-98ZG98」は圧倒的な存在感をもって、来場者の注目を集めていた。KD-98ZG98は79.999ユーロ、85インチサイズの「KD-85ZG9」は15.999ユーロで、欧州市場では既に販売されている。8Kへのシフトは思った以上に加速している印象だ。
 しかし、AVファンの我々には残念なこともある。8Kテレビに注力するあまり、例えばソニーのブースからはプロジェ...

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「copra」のエキセントリックなスピーカーが、エナジー溢れるバーチャルなドラムサウンドを聴かせた。いや〜世の中は広い【御法川裕三のIFA2019散策 その15】 - Stereo Sound ONLINE

IFA2019では、パナソニックやソニーなど大企業が巨大なブースを構えて展示するケースと、中小のメーカーが集合し、小さなブースの一角でプレゼンを行なう例がある。
 というか、出展社数が1,800以上もあるのだから、後者のケースの方が圧倒的に多い。そうした企業が集まるHall 26に足を踏み入れた際、遠くからドラムの実演音が聴こえて来た。ぼくはとにかく、ライヴなドラムが大好物なのである。それがハードに、そしてグルーヴの効いたキレ良いリズムであると、自然と体が反応してしまうのだ。
 どこぞで、...

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SONOSが、IFA2019に合わせてプライベートショーを開催。Wi-FiとBluetoothを搭載するスマートスピーカー「Sonos Move」を披露した【御法川裕三のIFA2019散策 その16】 - Stereo Sound ONLINE

IFAは毎年、Messe Berlinという巨大な見本市会場で開催されるのだが、会期に合わせて会場外で展示をするメーカーもいる。今回のそのひとつがSONOSである。彼らはベルリン市内のBridge Studios Berlinを借り切り、9月4日〜5日でプレゼンテーションを行なっていた。
 今回発表されたのは、Wi-FiとBluetoothを搭載するスマートスピーカー「Sonos Move」で、水や衝撃、寒さや暑さ、埃や紫外線などと、耐久テストを幾度となく繰り返してきた、ヘヴィ・デューティ...

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4K投写が可能な“単焦点”プロジェクターの展示もあり。LGとエプソンのリビング大画面提案【御法川裕三のIFA2019散策 その17】 - Stereo Sound ONLINE

短焦点型プロジェクターはこれまでにも多くのメーカーから発売されてきたが、ビジネス用途であったり、家庭内使用の場合、多くは壁面投写で利用するなど、ホームシアター・ユースでは今ひとつの印象があった……(もちろん、個人的な見解です)。
 しかし、今年のIFAではふたつのメーカーから「シアター」を意識した短焦点型プロジェクターが展示されていた。
LGの「Cinebeam HU85L」
 まずはLG。「Cinebeam HU85L」の例を挙げると、DLP方式で4K表示が可能なDMDパネルを使用する。...

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宇宙の中に頭を突っ込んだような体験ができる!? ソニーの「360 Reality Audio」に、音場型音楽鑑賞の未来を感じた【御法川裕三のIFA2019散策 その18】 - Stereo Sound ONLINE

本年度1月のCES 2019で発表されていた「360 Reality Audio」が展示されていたので試してみた。オブジェクトベースで制作された360度全天球型音場という新提案で、既存のサラウンドに、下部にも音源が配置される。
 13ものマルチチャンネル音声から展開され、スピーカーを配置すれば再生も可能だが、全天球とするには足下にも配置しなくてはならない。今回はソニーのヘッドホン・イヤホンを使って視聴をしてみた。
 ヘッドホンを使った仮想音場を実現させるためには、各ユーザーの耳の形状に合わ...

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「IFA NEXT」として“JAPAN”が大きくフィーチャー。AI、IoT、ビッグデータ、ロボット技術など、様々なテクノロジーが紹介された【御法川裕三のIFA2019散策 その19】 - Stereo Sound ONLINE

IFA2019のトピックのひとつとして、今年は初めてグローバル・イノヴェーション・パートナーに日本が選ばれ、「IFA NEXT」として“JAPAN”が大きくフィーチャーされたことは見逃せない。
 世界各国のスタートアップや大学、研究開発機関、IT企業などが集う「IFA NEXT」は会場内のHall26で展示されていたが、ベンチャー企業を中心に、AI、IoT、ビッグデータ、ロボット技術など、様々なテクノロジーが紹介されていた。
 パナソニックやソニーなどの大企業がコンシューマー機を大々的にア...

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