d&b audiotechnikは、新しいシリーズとなるCL Seriesの最初の製品として「CCLシステム(コンパクト・カーディオイド・ラインアレイ)を発表した。このシステムは、パッシブ設計で低域カーディオイド技術によるブロードバンド指向性コントロール機能を備えた、コンパクトラインアレイにおける業界初の単一チャンネルアンプ操作が可能な製品となっている。 定評のあるカーディオイド指向性と音響性能を継承しつつ、特許取得済みのd&bデザインを進化させたことにより、狭い空間や近距離での使用に最適化されている。これにより、より多くの会場や用途で利用できるようになった。

屋内・屋外を問わず、様々な会場に合わせた運用が可能

 今回発表したCCLシステムは、d&bのこれまでのアプローチを採用、モバイルバージョン(CCL)と設置バージョン(CCLi)および、 80°(CCL8)と120°(CCL12)の水平指向角度での利用を可能としている。また、小型(209 x 593 x 355mm)・軽量(18kg)であることから汎用性が高く設置が簡単なこともあり、企業へのレンタルや、ツアー及びフェスティバルなど、大型イベントで、SL Seriesアレイのサイドフィルまたはインフィルとして使用することが可能となっている。常設環境において、CCLシステムは劇場、オーディトリアム、講堂、教会、そしてスポーツアリーナや残響室など、音響的に要求の厳しい空間でも優れた性能を発揮してくれる。

画像: - YouTube youtu.be

- YouTube

youtu.be

 さらに、CCLシステムのサウンドにさらなる迫力を加える新しいフライアブルサブウーファーとしてCCL-SUBが誕生。この製品は、フライング可能なサブウーファーとなっており、固定設備用と仮設用が用意されている。パッシブカーディオイドデザインは、フロント15インチとリア10インチのドライバー構成を特徴としており、特にCCLシステムとの混合アレイで使用した場合、ポートノイズを低減させ、再生可能な帯域幅を拡張するのに役立たせることができる。なお、「CCL」と「CCL-SUB」はどちらも40D、D40、D80、D90アンプで使用できるうえ、あらゆる組み合わせや負荷条件においてアンプ1台につき最大8つのラウドスピーカーに対応、ヘッドルームの制約なしにフル出力でサウンドを届けることができる。ちなみに30DおよびD20でも同様の設定が使用可能となっている。

 「CCL」システムは、2025年の前半に発売予定。発売に先行してNAMMおよびISEの両展示会において先行視聴が可能で、来場者は、実際にシステムの性能を体験することができる。

This article is a sponsored article by
''.