画像: PROSOUND 2023年6月号は、5月18日発売! 「L-ISA」システムによる日本初のアリーナコンサート、オムニバス・ジャパン、KOJIMA PRODUCTIONS、東映デジタルセンター、そして、プロサウンドの40年とこれからなど、PROSOUNDならではの記事が満載です!

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日本初! L-ISAアリーナコンサート

L-Acousticsのイマーシブ・オーディオである「L-ISA」を使用した1万人規模のアリーナコンサートが大阪城ホールで行なわれました。「L-ISA」を使用したこの規模のコンサートは日本初となります。
アーティストは今若者を中心に人気沸騰中のMy Hair Is Bad。この3ピースバンドのメッセージを1万人に届けるために使用された「L-ISA」システム。
今回はイマーシブ・オーディオをどのように使用したのか、その効果は? オペレーターやシステムエンジニアの方々のインタビューも交えてその詳細をリポートします。

STUDIO REPORT
オムニバス・ジャパン
Dolby Atmos対応の新MAルーム“Dubbing Studio”を開設

テレビ番組、映画、CM、配信系コンテンツなど、年間約4,000本の映像作品を手がけている日本を代表するクリエイティブプロダクション、「オムニバス・ジャパン」。
同社は昨年10月、東京・赤坂にある『CREATORS HUB @TFC(旧TFCスタジオセンター)』の1フロアをリニューアルし、7.1.4chのモニター・システムを常設したMAルーム、“Dubbing Studio”を開設した。
そのコンセプトと導入機材について、「オムニバス・ジャパン」MAグループの関係者の皆様に話を伺った。

PROSOUND SPECIAL
世界的ゲームクリエイター 小島秀夫氏率いる
“KOJIMA PRODUCTIONS”が開設した
Dolby Atmos対応のイマーシブ・スタジオ

世界的に知られるゲームクリエイターの小島秀夫氏が、2015年に設立したゲーム開発スタジオ「KOJIMA PRODUCTIONS」。1,000万人以上のユーザーを擁する大ヒット作『DEATH STRANDING』を生み出した同社は昨冬、よりハイ・クオリティなゲーム・サウンドを創造するべく、東京・品川にインハウスのサウンド・スタジオを開設した。
中核となるコントロール・ルームには7.1.4chのモニター・システムと4K/60Hz対応のプロジェクターが設置され、傍にはアフレコやフォーリー収録に対応する広大なレコーディング・ブースも完備。モニター・システムは「Genelec The Ones」シリーズ、ミキシング・コンソールは「Avid S4」が選定され、音響設計は「ソナ」の中原雅考氏が担当した。
そこで本誌では「KOJIMA PRODUCTIONS」にお邪魔し、そのコンセプトと概要について関係者の皆様に話を伺った。

PROSOUND SPECIAL
東映デジタルセンター
Avid S6と7.1.4chのモニター・システムを新たに導入
様々なコンテンツ制作に対応する次世代のMAルーム

2010年6月、東京・練馬の「東映東京撮影所」内に開設された総合ポストプロダクション・ファシリティ、「東映デジタルセンター」。
同センターは先頃、フラッグシップとなるMAルーム『MA1』の改修工事を実施し、40フェーダーを有する「Avid S6」を導入。2020年の改修と併せて7.1.4chミックス/Dolby Atmos Homeマスタリングへの完全対応を果たした。
そこで本誌では、リニューアル工事後間もない「東映デジタルセンター」にお邪魔し、関係者の皆様に新生『MA1』のコンセプトと、新たに導入された機材の概要/選定ポイントについて話を伺った。

PROSOUND SPECIAL
TSUKIHANA SOUNDS STUDIO
広大なライブ・ブースを完備した
本格的なレコーディング・スタジオが足利に誕生

今年3月、栃木県足利市にオープンした「TSUKIHANA SOUNDS STUDIO」は、広大なライブ・ルームを備えた本格的なレコーディング・スタジオだ。
作業の中心となるミキシング・コンソールは「SSL」の新型アナログ卓「Origin」で、モニター・スーピーカーは「Genelec」のラージ・スピーカー「1238A」と「PMC」の最新モデル「PMC 6-2」を導入。普通であればあるはずの「Pro Tools」を常備せず、DAWはクライアントが持ち込むシステムになっているのも現代的でユニークだ。
2023年に誕生した新時代のレコーディング・スタジオ、「TSUKIHANA SOUNDS STUDIO」。そのコンセプトと音響設計、導入機材について関係者の皆様に話を伺った。

PROSOUND最前線
プロサウンドの40年とこれから

今回の記事は、日本の放送業界で活躍された後、活躍の場を米国に移されたSTUDIO-WA LLC, NYの野田和孝氏に、最新の米国事情をお訊きするという予定で準備を進めていました。
ところが急遽、PROSOUND誌が休刊となるという連絡が入り、今回の記事が最後になるということになりました。そこで、PROSOUND誌への寄稿もされ、筆者自身ともいろいろな関わりがあった東京藝術大学の亀川徹教授にも加わっていただき、野田和孝氏と筆者との3人で、PROSOUND誌が創刊された頃から今までを振り返り、今後のプロサウンドの動向なども話してみようという鼎談を記事にすることにしました。
プロサウンド業界でおふたりが歩んでこられた貴重なお話を伺うこともできました。

STUDIO ENGINEERING
イマーシブオーディオ制作のすすめ
第9回 音場キャプチャーと表現

PROSOUNDが最終号ということで、本連載も最終回となる。
本連載は、如何にして臨場感豊かな3Dオーディオ収録を行うか、ということを主眼にして説いてきた。また、臨場感型の3Dオーディオのあるべき姿についても語ってきた。そして、それらを実現する上で一番重要になるポイントが、マイクアレンジである。
3Dオーディオ用のマイクアレンジについて、定石はまだ無いに等しいが、本連載で要点は掴めていただけただろうか? まさに3Dオーディオは拡がり始めたというステータスにある。ひとり試行錯誤を繰り返して学んでゆくのも悪くはないが、先人の苦労は避けて通るのが吉だ。中でもマイクアレンジの要となるメインマイクは、現場での調整が大変なのでアレイ構造が良い。
最終回として、これまでの経験を元に設計した、メインマイク用マイクアレイを試作したので紹介しよう。

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