オーディオブレインズは、同社が取り扱いをしているパワーソフトの固定設備向け1Uサイズパワープラットフォーム「Unica」を発表した。ラインナップは4チャンネルが3機種と8チャンネルが3機種の計6機種となり、国内の発売は夏頃を予定している。
・Unica 16K4(Dante/AES67対応4チャンネル)
・Unica 12K4(Dante/AES67対応4チャンネル)
・Unica 9K4(Dante/AES67対応4チャンネル)
・Unica 8K8(Dante/AES67対応8チャンネル)
・Unica 4K8(Dante/AES67対応8チャンネル)
・Unica 2K8(Dante/AES67対応8チャンネル)
Unicaシリーズは、その他パワーソフト固定設備向け製品ラインナップと同様、チャンネルごとにLoZ(2Ω負荷まで対応)またはHiZ駆動、ブリッジ接続といった、設備で必要とされる様々なスピーカー駆動方法に対し、自由にシステムをデザインすることができる。
SRM(Smart Rail Management)やPFC(Power Factor Correction)など、パワーソフト創業時から採用しているコア技術はさらに進化し、搭載された最新の電源部によって能率は飛躍的に向上してるという。実際の現場では、スピーカーシステムを省エネ&省スペースに運用できるメリットを、これまで以上に実感することができそうだ。
フロントパネルには2インチのLEDパネルを配置し、ソフトウェアが起動できない環境でも、パワーアンプの駆動状態を手元で確認できるようになった。既存の製品群と共通のプラットフォームのため、ArmoniaPlusソフトウェア経由で既存製品と共存するかたちでフル制御監視が可能だ。
背面に3つあるEthernetポートの内1つはPoEに対応しており、主電源がない状態でもPoE給電を受けることでパワーアンプへのアクセスが可能。電源環境の厳しい現場では、事前にソフトウェア設定ができる。また残り2つのポートは、Danteリダンダント/スイッチドモードに対応している。
また、新搭載のEasy Swapリカバリー機能により、パワーアンプにトラブルが発生した場合、代替機と入れ替えるダウンタイムと手間を最小化できるようになった。パワーソフト製品で初めてクラウドアクセスに対応しており、世界中いかなる場所でもUniversoを経由して、いつでもパワーアンプシステムと繋いで監視制御ができるようになり、利便性が向上した。