画像1: Auto Sound Web Grand Prix 2025:ブラム 165S85スピーカー、グランプリ入賞スペシャルレビュー

グランプリを獲得したブラムのスピーカー165S85、その魅力とは。ここでは石田功氏と土方久明氏によるレビューを紹介する。

画像2: Auto Sound Web Grand Prix 2025:ブラム 165S85スピーカー、グランプリ入賞スペシャルレビュー

格別と言える肉声感と声の温かみは
これだけでも本機を選んで良かったと思えるはず

文=石田功

 今回は高いものから比較的リーズナブルなものまで特にスピーカーが充実していた印象だったが、ゴールドを獲得したパイオニアは別格としてブラムの新しいシグネチャー・シリーズの2ウェイシステム、165S85も安定した良音だった。まず、ブラムのスピーカーは兼ねてからヴォーカルの肉声感が魅力的だったが、このスピーカーも相変わらず声がいい。その肉声感と声の温かみは格別で、これだけでもこのスピーカーを選んで良かったという満足感が得られるはずだ。加えて、低域の躍動感。これもブラムの魅力のひとつで、音楽のノリのよさが他のスピーカーとは明らかに違うのだ。これはデータに基づく音ぎめよりも、実際の試聴を繰り返すことによって最終的な音ぎめをしているからだろう。代表のギー氏を始めとしたブラムのスタッフの好きな音がどのモデルにも一貫して現れているのは安心感があるし、好感が持てるものだ。ウーファーはカーボンファイバーコーンの165mm口径で、ツィーターは25mm口径のソフトドーム型。とくに新しい技術とか変わった素材を使っているわけではないが、常に良い音にまとめ上げられるのはスタッフの音楽的な感性の良さからくるものだろう。少数精鋭で製品を作り上げているメーカーだからこそ出せる音がそこにはある。その一貫性がブラムのスピーカーの最大の魅力と言えよう。

ヴォーカルは妖艶な雰囲気が表現できて、ピアノのディテールも立体的
低音域の分解能も高く、ベース表現のリアリティも印象的

文=土方久明

 ブラムのスピーカーは、2023年から2025年のコンテストシーンで装着されている車両を多く見かることがあった。人気の理由は大きく3点ある。まず1点目はブランド全体として価格が抑えられていること。2点目は、「シグネチャー」と「シグネチャー・マトリックス・バレル」というコンペティターに人気のシリーズのモデルが、ユニットごとの単位でも販売され、システム構成の自由度が高いこと(シリーズを混在させたり、ソフト/ハードドーム/エア・モーション・トランスフォーマーなど種類の違うツイーターを選択できる)3点目は、スピード感としなやかさを高度に両立したバンスの良い音だということ。受賞した「165 S85」は、なんとフラッグシップ・シリーズのMultix Barrelと共通のフレームと振動板が搭載されているということが最大の特徴(マグネット周りに違いがある)。その結果、分解能や質感表現の描き分けは、1つ上のクラスのスピーカーに達している。ホリーコールのヴォーカルは妖艶な雰囲気が表現できており、ピアノのディテールも立体的だ、ウーファーが担当する低音域の分解能も高く、ベース表現のリアリティも印象的だった。まいど大阪の課題曲となった、キリル・ペトレンコ指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団「ショスタコーヴィチ 交響曲第8番」は、イントロのトッティで複数の楽器が同時に音を出す抑揚への反応が実にリニアだ。

画像1: ヴォーカルは妖艶な雰囲気が表現できて、ピアノのディテールも立体的 低音域の分解能も高く、ベース表現のリアリティも印象的

ブラム BLAM
Speaker
165S85
¥145,200(税込)

SPECIFICATION
●型式:セパレート型2ウェイスピーカー
●使用ユニット:ウーファー・165mmコーン型、トゥイーター25mmドーム型
●定格入力:100W
●出力音圧レベル;91.7dB
●再生周波数帯域:45Hz~40kHz
●インピーダンス:3Ω
●クロスオーバー周波数:3kHz(-12、-12dB/Oct)
●取付穴口径:φ141.9mm
●取付奥行:76.2mm

画像2: ヴォーカルは妖艶な雰囲気が表現できて、ピアノのディテールも立体的 低音域の分解能も高く、ベース表現のリアリティも印象的

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