アルプスアルパイン/アルパインマーケティング(ALPINE)から、車載用ディスプレイオーディオ「フローティング ビッグDAシリーズ」が12月下旬より発売される。価格はオープンで、全国のアルパイン製品取扱店で販売される。

フローティング ビッグDAラインナップ
DAF11Z オープン価格(税込市場想定価格¥100,000前後)
11インチフローティング画面ディスプレイオーディオ
DAF9Z オープン価格(税込市場想定価格¥90,000前後)
9インチフローティング画面ディスプレイオーディオ
DA7Z オープン価格(税込市場想定価格¥60,000前後)
7インチ画面2DINディスプレイオーディオ

画像: 11インチモデルのDAF11Z(上)、9インチモデルのDAF9Z(下左)、7インチモデルのDA7Z(下右)

11インチモデルのDAF11Z(上)、9インチモデルのDAF9Z(下左)、7インチモデルのDA7Z(下右)

 同ブランドでは、2020年よりディスプレイオーディオ製品を同社のウェブストアで限定販売していたが、今回フルモデルチェンジして全国のカー用品店やカーオーディオショップでの販売を開始する。

 特長的な大画面やフローティングディスプレイは、AVナビゲーション「ビッグX」に合わせたデザインで、回路構成なども踏襲した造りとなっている。その中でも注目すべきは最大50W×4を出力するデジタルパワーアンプだろう。2020年のオートサウンドウェブグランプリでも高く評価されたビッグXシリーズで採用された1チップのデジタルアンプICを搭載している。このほかにも、30Gコンデンサーやフィルムコンデンサー、LED電源回路など、高音質再生のための素子や回路技術が盛り込まれている。

画像: ハイレゾおよびハイレゾワイヤレスに対応

ハイレゾおよびハイレゾワイヤレスに対応

 フローティングディスプレイは、画面への映り込みにたいしてフレキシブルな対応が可能な無段階仰角調整が可能。また、装着車両の構造によるディスプレイ位置の調整も前後(奥行き)および上下方向にアジャスト機構を備えるなど、幅広い車種への対応が図られている。さらに、タッチパネルディスプレイの宿命とも言えるフィンガープリントに対しては、オプションの指紋防止フィルムを用意、11インチおよび9インチのモデルにそれぞれ専用品が発売される。価格はどちらも¥3,090(税込)だ。

 再生メディアはUSBメモリーをはじめ、Bluetooth、Apple CarPlay、Android Auto、HDMI、FM/AMラジオが楽しめる。また、ハイレゾ音源に対応、ワイヤレスでの再生対応も果たしている。

画像: ハイレゾ対応大画面ディスプレイオーディオ、アルパイン「フローティング ビッグDA」が12月下旬に発売。フルデジタルパワーアンプ内蔵でApple CarPlay、Android Autoにも対応

 フローティング ビッグDAは、アルパインならではの車種専用チューニングにも対応しており、人気車種向けの取付キットや起動画面データ、サウンドチューニングデータを用意する。このうちデータに関しては同社ホームページで順次公開されていく予定で、データファイルをダウンロード、USBメモリーに格納してフローティング ビッグDAに接続することでインストールすることができる。

ディスプレイオーディオ取付キットラインナップ<12月下旬発売予定>
KTX-7W-HI-200 ¥4,950
トヨタ・ハイエース/レジアスエース(200系)専用ディスプレイオーディオ/7型カーナビ取付けキット
KTX-7W-PR-3040 ¥5,500
トヨタ・プリウス(30系)/プリウスα専用ディスプレイオーディオ/7型カーナビ取付けキット
KTX-SP200DA ¥1,650
トヨタ車ディスプレイオーディオ/7 型カーナビ取付け 200mmスペーサー
KTX-XF11-XT-32 ¥8,800
日産・エクストレイル(32 系)専用ディスプレイオーディオ/7 型カーナビ取付けキット
KTX-N01-AR-DA ¥1,650
日産車ディスプレイオーディオ/7 型カーナビ取付けアラウンドビューモニター変換ケーブル
KWX-H001DA ¥6,600
ホンダ車用ディスプレイオーディオ/7 型カーナビ配線キット
KTX-XF11-D5-1-L ¥11,000
三菱・デリカ D:5(マイナーチェンジ後)専用ディスプレイオーディオ/7 型カーナビ取付けキット
KTX-T01-AR-DA ¥5,500
三菱車ディスプレイオーディオ/7 型カーナビ取付けマルチアラウンドモニター変換ケーブル
KTX-7W-JI-64 ¥6,600
スズキ・ジムニー/ジムニーシエラ専用ディスプレイオーディオ/7型カーナビ取付けキット
KTX-F200DA ¥3,300
スズキ車ディスプレイオーディオ/7 型カーナビ取付け 200mmパネル
※価格は税込

 またユーザーインターフェイスもAVナビとは一線を画したデザインとし「サウンドホーム」を構築。オーディオ再生画面の中央上端にショートカットキーを設定、いつでもサウンドホームへと切り替えられる。サウンドホームはいわゆるサウンド調整メニューなのだが、いかにわかりやすく使いやすいメニューであるかを追求したのだという。

画像: サウンドホーム画面では、アルパインの車種専用AVナビ「ビッグX」などで採用された照度スイッチをイメージしたアイコンデザインを採用するなど、同社ならではのメニュー画面としている。

サウンドホーム画面では、アルパインの車種専用AVナビ「ビッグX」などで採用された照度スイッチをイメージしたアイコンデザインを採用するなど、同社ならではのメニュー画面としている。

 また詳細な調整パラメーターも備えており、左右チャンネル独立の13バンドパラメトリックイコライザーやタイムコレクション(タイムアライメント)、クロスオーバーといった機能を有している。同社独自のメディアエキスパンダー(MX)も搭載されており、圧縮音源の高音質再生にもぬかりなしである。

 このほか、システム拡張性を考慮した4Vプリアウト端子も装備するなど、充実した内容にまとめられている。

問合せ先:アルパインインフォメーションセンター
電話番号:0570-006636
受付時間:9:30〜17:30(土日祝日、同社休業日を除く)

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