パナソニック(Panasonic)の車載大画面ヘッドアップディスプレイ(HUD)が、日産の北米モデル「ローグ(Rogue)」に採用された。HUDは、フロントガラスに車速やナビゲーションProPILOTによる運転支援などといった情報を映像表示するシステムで、運転中のドライバー視界の中心近くに表示することで視線移動を少なく視認することができ、上級車を中心に採用が拡大している装備のひとつだ。

画像: 北米で発売された日産Rogue。

北米で発売された日産Rogue。

 今回採用が知らされたパナソニック製HUDは、「フル自由曲面ミラー」および「高輝度PGU(画像生成ユニット)」を新規開発技術として投入している。フル自由曲面ミラーは、デジタルカメラ開発で培ったレンズ設計および成形技術を活用した高精度な自由曲面ミラーで、大画面かつ低歪な映像投影を可能にしHUD本体の小型化に寄与しているという。高輝度PGUは、独自のHUD向けバックライト設計で、太陽光下やサングラス越しのような表示が見にくくなる状況においても高い視認性が得られる鮮明な画像を表示可能にするという。

画像: 日産Rogueに採用されたパナソニック製ヘッドアップディスプレイ。

日産Rogueに採用されたパナソニック製ヘッドアップディスプレイ。

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