JVCケンウッドから、車載用スピーカー2シリーズ8モデルが2月中旬に発売される。新ラインナップは上級シリーズのXSとレギュラーシリーズのRSで構成される。このうちRSシリーズは車両純正装着スピーカーと互換性を持ったカスタムフィットタイプで、トゥイーターが独立したセパレート型が2モデル、トゥイーターとウーファーが一体化した同軸型が4モデルとなる。なお、セパレートモデル4機種はハイレゾ対応だ。

KFC-XS174S 170mmウーファーセパレート型3ウェイスピーカー ¥32,000
KFC-XS164S 160mmウーファーセパレート型3ウェイスピーカー ¥32,000
KFC-RS174S 170mmウーファーセパレート型2ウェイスピーカー ¥15,000
KFC-RS164S 160mmウーファーセパレート型2ウェイスピーカー ¥14,000
KFC-RS174 170mm同軸型2ウェイスピーカー ¥7,500
KFC-RS164 160mm同軸型2ウェイスピーカー ¥7,000
KFC-RS124 120mm同軸型2ウェイスピーカー ¥7,500
KFC‐RS104 100mm同軸型2ウェイスピーカー ¥6,500
—価格はすべて税別--

画像: KFC-XS174S(左)とKFC-XS164S(右)

KFC-XS174S(左)とKFC-XS164S(右)

 上級スピーカーのXSは、開発段階で同社グループの「ビクタースタジオ」が参画しており、録音現場のプロエンジニアがサウンドチューニングを施したとのこと。これにより、再生音における臨場感を進化させたスピーカーに仕上げているという。

 またXSスピーカーの高音用ユニットは、同社初となる2ウェイトゥイーターを採用。2つの異なる高音帯域を再生するトゥイーターとスーパートゥイーターを同軸構成とするユニットを開発している。ダイヤフラムはトゥイーターが25mmソフトリング、スーパートゥイーターが19mmチタンドームとなる。帯域分割用には新設計トゥイーターに最適なフィルムコンデンサーを合わせることで、艶やかで臨場感溢れる音質を実現したという。この2ウェイトゥイーターは単売設定もされ、ペア¥15,000(税別)で販売される。

 低音用ウーファーユニットには、振動板の中央に新設計のディフューザーを搭載することで、ヴォーカルの音像を鮮明にし、分離感のある音を忠実に再現するとのこと。さらに、磁気回路にアルミショートリングを採用するほか、アルミダイキャストフレーム、高剛性グラスファイバーコーン、振動板のにアリティを向上させるスムースモーションエッジ、スクエアボイスコイルなど、高音質再生のための工夫が随所に盛り込まれる。ウーファーサイズは170mmと160mmがラインナップされる。

画像: KFC-RS174S(上段左)、KFC-RS164S(上段右)、下段左からKFC-RS174、KFC-RS164、KFC-RS124、KFC-RS104。

KFC-RS174S(上段左)、KFC-RS164S(上段右)、下段左からKFC-RS174、KFC-RS164、KFC-RS124、KFC-RS104。

 レギュラーシリーズのRSは、ユニット固定用のフランジ部分が多孔デザインであるのに加え、KFC-RS174SとKFC-RS174ではマルチブラケットを標準装備するため、装着対応車種は実に300を超える。

 ウーファー振動板にはマイカ+PPハイブリッド素材を採用。振動板表面に独自のパターンをデザインしたダイヤモンドアレイパターンとすることでクリアでひずみのない音を実現するとのこと。また中央には独自設計のコーンケーヴ型キャップを装着しており、鮮やかに伸びる高音域が楽しめるという。加えて、従来モデルよりも振動板面積を約10%アップさせ、低音再生力を向上させた。

 セパレートタイプのトゥイーターにはウェーブ形状のディフューザーを配することで音の拡がりを向上、同軸タイプでは新設計のトゥイーターパネルを装着することでウーファー再生音の位相屋レスポンスをコントロールするほかトゥイーターとのスムースな繋がりを実現したという。

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