![画像1: Auto Sound Web Grand Prix 2019:Bronze Award獲得マッチ M-5DSP MK2 DSP内蔵パワーアンプの魅力を語る](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783397/rc/2019/12/13/1762e5817b54002f87ff2fda9d687b1aad625576.jpg)
オートサウンドウェブグランプリ2019で、ブロンズアワードを獲得したドイツのオーディオテックフィッシャー社が擁するブランド「マッチ」のDSP内蔵パワーアンプ。プロセッサーは7チャンネルをコントロール可能で、デジタルパワーアンプは5チャンネル分を搭載する。光TOSデジタル入力を備え、96kHz/24bit信号に対応する。ここでは、オートサウンドウェブグランプリの選考メンバーによる座談会をご紹介する。TSM25MG70HR & WS6Multixの音の印象を中心に、その魅力が語られた。[編集部]
![画像2: Auto Sound Web Grand Prix 2019:Bronze Award獲得マッチ M-5DSP MK2 DSP内蔵パワーアンプの魅力を語る](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783397/rc/2019/12/16/89170ea6cd5845059f11b01b99bca4678e4b4cb5.jpg)
パネラー・オートサウンドウェブグランプリ選考メンバー
[石田功、鈴木裕、藤原陽祐、黛健司、脇森宏、長谷川圭]
(まとめ=ASW編集部/写真=嶋津彰夫)
![画像: 受賞製品の魅力を語り合うオートサウンドウェブグランプリ選考メンバー。左から鈴木裕氏、脇森宏氏、長谷川圭氏、石田功氏、藤原陽祐氏、黛健司氏。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783397/rc/2019/12/13/52073a26ef025aed084148f23caf9794b55554de_xlarge.jpg)
受賞製品の魅力を語り合うオートサウンドウェブグランプリ選考メンバー。左から鈴木裕氏、脇森宏氏、長谷川圭氏、石田功氏、藤原陽祐氏、黛健司氏。
![画像3: Auto Sound Web Grand Prix 2019:Bronze Award獲得マッチ M-5DSP MK2 DSP内蔵パワーアンプの魅力を語る](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783397/rc/2019/12/13/7297cfc24284f8f387be8d355b4b35bb626eaf60_xlarge.jpg)
ASW:ブロンズアワードを獲得しましたマッチのM-5DSP MK2についてお話をうかがいます。マッチは、主にプラグ&プレイ、簡単にアドオンして使える製品が多くラインナップされています。本機のパワーアンプ機能としてはブースター的な使い方を想定したモデルで、DSP機能はヘリックスにも劣らない仕様でまとめられています。
![画像: 石田功](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783397/rc/2019/12/19/504824993954b22764c0210156db0ccb5a46aa0d_xlarge.jpg)
石田功
石田:トヨタがディスプレイオーディオを積極的に採り入れるようになってきて、車両のオーディオを純正から換えられなくなってきそうです。そうなったとき、どうやってカーオーディオをいい音で楽しむのかを考えたら、これしかないなと思い当たりました。M-5DSP MK2は音もなかなか……もっと高い製品ではそれなりにいい音のものもあるのですが、この値段の製品のパフォーマンスとしてはとても優秀だし、あの大きさでこの性能ならおおいに評価できるだろうと思いました。本格的な大規模カーオーディオまでは考えなくても、純正からの手軽なアップグレードとして使うにはもってこいですよね。
欲を言えば、これでプレーヤーが着いていたら最高なんだけれど、そのあたりは今のDSPの限界なのかなとも思っています。繰り返しになりますけれど、クルマが変わってきている現代やこれからの時代では、この製品パッケージになるよなと思いますし、M-5DSP MK2のクォリティならば間違いなく楽しいカーオーディオが作れますね。
藤原:M-5DSP MK2は出しゃばらずにうまくサポートしてくれるというイメージの製品ですよね。試聴したときサイバーナビと組み合わせてみたんですけれど、サイバーナビの内蔵アンプが優秀だったこともあるのか、かなり使えるなという印象です。手軽に使えますしね。
![画像: 藤原陽祐](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783397/rc/2019/12/19/b8d4543dc44531f1e58f9464226fd79542148479_xlarge.jpg)
藤原陽祐
石田:とにかくコンパクトなサイズがいいですよ。配線も楽ですよね。
ASW:配線は確かにしやすいですね。もともとマッチというブランドがシンプルなアドオンができるというコンセプトを持っていますし、大きさも含めてクルマに載せやすいと思います。
石田:あの大きさだけど、パワーアンプとして良くできてますよね。
鈴木:そうですね、僕はそこがいいと思ってます。搭載しているパワーアンプ回路はデジタルアンプなんですけれど、高音にデジタルアンプらしいざらつきであるとか、微妙な渋みを持ったりというのがなかったんですよね。しなやかな音で、これは『よく作ったな』と思いました。
もちろん大きさの面なども評価できるんですけれど、この大きさでこの価格でこの音だったら、充分いいだろうというのが僕の感想です。
![画像: 鈴木裕](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783397/rc/2019/12/19/72d639803c57d29071634b0707ca643c674dfb48_xlarge.jpg)
鈴木裕
石田:今年発売されたDSP内蔵パワーアンプというのもいくつもあって、M-5DSP MK2よりも高額な製品があるんですけれど、M-5DSP MK2が群を抜いていい。
脇森:音そのものについては違和感なくというかよく作ってあるなという感じなんですけど、個人的にはDSPの部分がネックになっていて……。そんなにDSPに頼ることでいい音が作れるだろうか……という思いが常につきまとうんです。そういう思いを払拭してくれるのは……スペシャルアワードで選ばれたブラックスになってしまうんだけれど……。
ただ、このマッチを含めてDSP内蔵パワーアンプには、ブランドごとの音色の違いといった楽しみ方もあって、M-5DSP MK2の音色はブラックスやヘリックスに通じるものもあって興味深いですよね。
![画像: 脇森宏](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783397/rc/2019/12/19/67088c8644543e13b0fda51b5d253b4cf4018383_xlarge.jpg)
脇森宏
黛:まず音は凄く魅力的ですね。とてもコンパクトな製品であるにもかかわらず。それに価格もそれほど高額ではなくて……オプションなどつけるともう少し高くなりますが……。実際問題として、クルマのナビを付け替えたりというようなことをしなくても、たとえばデジタルオーディオプレーヤーを持ち込んだりすればM-5DSP MK2で別系統のオーディオシステムを作ってしまう方が、純正を無理矢理いじるよりよほどすっきりスマートにシステムが構成できる。
DSPの機能が使いやすいと思いました。昔、アナログのエレクトリッククロスオーバーしかなかった時代から比べると、DSPの機能の一部としてフィルター機能が使えるようになったのはものすごく進化したと感じます。僕はDSPの存在はエレクトリッククロスオーバーをメインとして使って、イコライザーなどはほんの少し調整する程度にあった方が便利というくらいなんです。M-5DSP MK2は、クルマの中にオーディオシステムを構築する際にどうしても必要になってくる機能をものすごくコンパクトにまとめていて、なおかつ魅力的な洒落た音のパワーアンプがついてきてこの価格、これはもう素晴らしいなという印象でした。
![画像: 黛健司](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783397/rc/2019/12/19/a813620f7df02342c51f83446f1a9fbaaaac3ad1_xlarge.jpg)
黛健司
長谷川:M-5DSP MK2を試聴したとき、主にハイパワーモードで聴いていましたけれどミッドパワーモードというのもあるんですよね。チャンネルあたり60Wで聴けるのがハイパワーモード。ミッドパワーモードが35Wです。どうして2つの出力モードがあるのかというと、ミッドパワーモードは車室内のハーネスからパワーラインをとって使用することを想定した装備なんですね。ハイパワーモードで使用する際には、バッテリーから直にパワーラインを引くという仕様になってます。実際にどこまでの施工をしてクルマに搭載するかによりますが、こうした仕様を盛り込んでいるのも面白いなと思いました。
クォリティでいうと圧倒的にハイパワーモードがいいので、M-5DSP MK2を導入する際には、ぜひバッテリーから直接電源をとって使っていただきたいです。
■問合せ先:
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電話番号:048-642-0170
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