デンソーテンとトヨタは、トヨタのディーラーオプションカーオーディオの「ハイレゾ対応サウンドパッケージ(プレミアムダブルツイーターシステム)」を共同開発し、発売した。全国のトヨタ販売店で購入できる。

 本システムは、クラウンのトヨタプレミアムサウンドシステムで採用しているDSP技術を導入。ダッシュボード上に装着する2基のホーン付きトゥイーターと組み合わせることで、左右座席ともに臨場感豊かなサウンドが楽しめるようにしたもの。

画像: ハイレゾ対応サウンドパッケージの構成ユニット

ハイレゾ対応サウンドパッケージの構成ユニット

 システムの構成は、「ダブルツィーター」とフロントドア用「プレミアムウーファー」、各スピーカーを駆動する「8ch高性能アンプ」となる。組み合わせて使用するのはT-Connectナビの10インチおよび9インチモデルだ。

 ダブルトゥイーターは、正面と斜め内側の2基が組み合わされたもので、斜め内側を向いた「ホーンツィーター」は車室内の対角線に音を放射、正面用の「ダイレクトツィーター」は遅延をかけて音を出す。これにより、左右座席のどちらも音の位置関係をより正確に、かつ臨場感溢れる音響空間を感じることができるというものだ。

画像: 向きが異なる2基の高音用スピーカーで、理想的な音場再生を狙う

向きが異なる2基の高音用スピーカーで、理想的な音場再生を狙う

画像: 運転席と助手席それぞれに理想的なサウンドが楽しめよう、スピーカー構成が考案された。

運転席と助手席それぞれに理想的なサウンドが楽しめよう、スピーカー構成が考案された。

画像: DSPによる音の発生タイミングを調整することで、これまでにないサウンドシステムが構築できた。

DSPによる音の発生タイミングを調整することで、これまでにないサウンドシステムが構築できた。

 また、「ダブルツィーター」は、デンソーテンが展開するホームオーディオ用スピーカーECLIPSE TDで培ってきた技術を盛り込んでおり、「正確な音」の再現を目指した設計だ。具体的には音の波形を乱す角をなくした「ラウンドシェイプド・エンクロージャー」の採用や、スピーカーのハウジングとスピーカーユニットが直接接触しない「フローティング・コンストラクション」デザイン、スピーカーダイヤフラムの高速前後運動をしっかり受け止める「グラウンドアンカー」の搭載が挙げられる。いずれの技術も市場で入手できる車載用スピーカーとしては格別な造りといえる。

画像: ホーム用スピーカーシステムECLIPSE TDで培われたテクノロジーを詰め込んだ設計。

ホーム用スピーカーシステムECLIPSE TDで培われたテクノロジーを詰め込んだ設計。

画像: 砲弾のような「ラウンドシェイプド・エンクロージャー」は、角をなくすことで音の波形の乱れる原因を排除しようというデザインで、こちらもECLIPSE TDゆずりの技術のひとつ。

砲弾のような「ラウンドシェイプド・エンクロージャー」は、角をなくすことで音の波形の乱れる原因を排除しようというデザインで、こちらもECLIPSE TDゆずりの技術のひとつ。

 本システムは、トヨタの20車種に対応(2018年9月11日時点)しており、各車種ごとに専用チューニングが施されて車両に搭載される。

トヨタのサイト
デンソーテンのサイト
同上:車載用ECLIPSEブランドの製品サイト
同上:ホームオーディオ用ECLIPSE TDのサイト

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