ハイセンスジャパンから、RGB miniLEDバックライト搭載の4K液晶テレビの新シリーズ「U9Sシリーズ」がいよいよ8月末に発売される。画面サイズと価格は下記の通り。
●U9Sシリーズ
85U9S オープン価格(想定市場価格¥660,000前後)
75U9Sオープン価格(想定市場価格¥462,000前後)
65U9S オープン価格(想定市場価格¥363,000前後)
55U9S オープン価格(想定市場価格¥286,000前後)

これは、5月に発表(発売は6月)された、RGB miniLEDバックライト搭載の「USXシリーズ」に次ぐ、ハイエンドモデルとなるもの。
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ハイセンスでは、2025年のCESでRGB mniLEDバックライトの技術発表を行い、その後中国(2025年)、アメリカ・ヨーロッパ(2026年)で製品をリリース。今年6月に満を持して日本国内でも発売されたのだが、その発表会の席で匂わされていたのが(笑)、今回のU9Sシリーズというわけだ。

新たなRGB miniLEDはもちろん画質の向上に大きく寄与するが、同社としては最新・最高の技術を投入したフラッグシップ(もちろん高価)を投入するだけでは、その技術の恩恵を享受する人が限られてしまうと考え、ある程度の購入のしやすさも加味したラインとしてU9Sシリーズを位置づけ、開発してきたという。


U9Sシリーズの機構自体は、上位モデルのUSXシリーズと同じというが、廉価にするためにいくつかの変更が入っている。詳細は内緒とのことだが、バックライトの分割数(搭載数)は少なくなっており、それは輝度の差として表れている(実際、USXの方が輝度は高く見える)。ほか、反射(写り込み)防止機能や高視野角の仕様、音響にも差はある(搭載スピーカー数など)が、RGB miniLEDの良さは充分に感じられる製品にまとめられている。



4月の発表会での一枚。中央がRGB mniLED。右はminiLED。左は直下型
ここでは、発売に先駆けて(?)製品を見る機会があったので、そのインプレッションを簡潔に紹介したい。
いずれもメーカーの用意した映像コンテンツとなるが、どの映像を見ても原色、特に緑・青系の色の再現の純度は髙く、クリアで、透明感のある映像が楽しめた。画面全体の明るさという部分では上位モデルに譲る部分もあるが、近年のトレンドであった量子ドットよりも鮮やかな色味が味わえ、感覚としてはブラウン管からプラズマに変わった時の印象に近いものがあった(古い人間で、すみません)。

パネルはVAというが、視野角も頑張っており、左右方向は結構粘ってくれる(反転が遅い)。一方、少し上方からでは白茶けることは多いように感じた。
音響についてはUSXシリーズと同じくDevialetチューニングだが、USXシリーズとはその取り組みは異なり、画面右下に「TUNED BY DEVIALET」というシールが貼られている(USXシリーズはプレート)。搭載ユニットは、フルレンジ×2、トップスピーカー×2、ウーファー×1で、ドルビーアトモスの再生にも対応し、最大2.1.2の音響空間を再現可能だ。音質については、重心の低い、しっかりとしたサウンドが楽しめた。音量を上げていっても筐体がビビったり、浮ついた感じにならないのがよく、セリフなどの明瞭度も高い。絶対的な音量感はUSXシリーズに譲るものの、満足度は高いと思う。これ以上を望むのであれば、サウンドバーや2.1chのサウンドシステムを追加するといいだろう。

USXシリーズ

U9Sシリーズ


