飯田ピアノは、イタリア・ミラノ発のIEMブランド、NTS Audioの日本総輸入代理店に就任、年内の販売開始にむけ準備を進めている。

 NTS Audioは、2015年にRiccardo Cherchi(リカルド・ケルキ)氏とAlessandro Mucci(アレッサンドロ・ムッチ)氏によって設立された。音楽制作現場で培った知見と、ミラノでの少量ハンドクラフト生産という独自性を融合した、アーティスト向けインイヤーモニターをルーツに持つブランドという。

 スタジオエンジニアやアーティストとのフィードバックループを設計に組み込み、過度な着色を避けつつ、演奏者のニュアンスがそのまま伝わるトーンバランスを追求。そのうえで、オーディオリスニング用としても満足できる音楽的な味わいを残している。

 イタリアらしい造形美をまといつつ、機能優先のエンジニアリングに裏打ちされたデザインを採用。派手な装飾はあえて行わず、「高音質のためのミニマル」を貫いている。近年のIEM市場では価格競争が加速し、大量生産品が主流になりつつあるが、NTS Audioは「ユーザーに長く寄り添う良質な道具」という哲学で挑んでいるそうだ。

 今回同社では「NTA ONE」「NTA TWO」「NTA THREE」の3モデルの販売を予定している。それぞれ異なるドライバー構成と内部設計を採用したラインナップで、プロが求める “正確さ” と、音楽を楽しむための “魅力” を備えたシリーズという。それぞれの主な特長や市場想定価格は以下の通り。

画像1: イタリア・ミラノのクラフトマンシップと最新技術が生み出すIEM。飯田ピアノがNTS Audioの日本販売を年内にスタート

NTS ONE 市場想定価格¥36,300(税込)

 1基のフルレンジ・ダイナミックドライバーを採用し、丸みのある低域と伸びやかな高域で、音楽の勢いをそのまま届ける。普段使いからライブまで幅広く活躍する、NTSのエントリーモデル。
●使用ドライバー:フルレンジダイナミック型
●再生周波数帯域:10Hz〜16kHz
●インピーダンス:16Ω
●感度:108dB

画像2: イタリア・ミラノのクラフトマンシップと最新技術が生み出すIEM。飯田ピアノがNTS Audioの日本販売を年内にスタート

NTS TWO 市場想定価格¥57,200(税込)

 デュアルBAドライバーによる、ニュートラル志向のバランス。帯域の端を強調しすぎず、心地いいモデル。
●使用ドライバー:BAドライバー✕2
●再生周波数帯域:7Hz〜18kHz
●インピーダンス:26Ω
●感度:112dB

画像3: イタリア・ミラノのクラフトマンシップと最新技術が生み出すIEM。飯田ピアノがNTS Audioの日本販売を年内にスタート

NTS THREE 市場想定価格¥79,200(税込)

 3基のBAドライバーを搭載。パッシブクロスオーバーによって帯域ごとの役割を明確に分担し、情報量の多さ、立ち上がりの速さ、力強いアタック感をバランス良く再生する。
●使用ドライバー:BAドライバー✕3
●再生周波数帯域:6Hz〜20kHz
●インピーダンス:22Ω
●感度:114dB

https://www.iidapiano.store

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