毎回の「ヘッドフォン祭」で多くの来場者を集めているのがエミライだ。今回も605CブースにはFIIOを始めとする多くの新製品が並び、さらに人気モデルのサウンドを確認しようという方が整理券を求めて列を作っていた。

画像: FIIO「M27」。ヘッドホン出力は3.5mm/4.4mmバランスと6.35mmアンバランス端子を装備。本体カラーはAluminum AlloyとTitanium Alloy

FIIO「M27」。ヘッドホン出力は3.5mm/4.4mmバランスと6.35mmアンバランス端子を装備。本体カラーはAluminum AlloyとTitanium Alloy

 一番の注目は、FIIOのポータブルプレーヤー「M27」だろう。人気モデル「M17」の後継機で、DACチップにはESSのES9039SPROをデュアルで搭載(M17はES9038PROのデュアル)、最大768 kHz / 32ビットとDSD512が再生可能。

 今回は東日本で初めてM27を試聴できる機会とのことで、エージング済のセットを6機準備してイベントに臨んでいた(名古屋での試聴会では100名近くの希望者があったとのこと)。

画像: 「FT13」は60mmドライバー搭載で、W字型振膜、U字型ダンピングチューブといった独自の音響設計を組み合わせている

「FT13」は60mmドライバー搭載で、W字型振膜、U字型ダンピングチューブといった独自の音響設計を組み合わせている

画像: 開放型ヘッドホン「JT3」は50mmダイナミックドライバーとPEK+PU複合振動板を搭載したモデル。ドライバー駆動効率、耐久性、デザイン性を向上させている。

開放型ヘッドホン「JT3」は50mmダイナミックドライバーとPEK+PU複合振動板を搭載したモデル。ドライバー駆動効率、耐久性、デザイン性を向上させている。

 「FT13」は、「FT1」の設計思想を継承した密閉型ヘッドホンで、ハウジング材(南米産パープルハート)、振動版、ケーブル素材、イヤーパッドの選択肢拡充といった多彩な進化を果たした上位機種となる。他にも開放型ヘッドホンの「JT3」や、平面磁界ドライバー搭載モデル「JT7」といった新製品も並んでいた。いずれも今冬の発売を予定しており、価格は未定。

画像: 左から「TINY B」「TINY A」「MELODY」。TINY Aは7g、TINY Bは10gという超軽量設計を採用する

左から「TINY B」「TINY A」「MELODY」。TINY Aは7g、TINY Bは10gという超軽量設計を採用する

画像: 充電も可能なUSB Type-Cコネクターを搭載した「TINY A」

充電も可能なUSB Type-Cコネクターを搭載した「TINY A」

 Snowskyブランドからは、DAC内蔵ポータブルアンプ「TINY A/B」も展示。どちらもスマホなどのUSB Type-Cコネクターに装着して使うモデルで、TINY Aは3.5mmヘッドホン出力と給電可能なUSB Type-Cを備える。これによりゲームなどでの長時間使用にも耐えられるそうだ。一方のTINY Bは3.5mmと4.4mmヘッドホン出力を備える(給電用USB Type-Cは非搭載)。2025年冬発売予定で価格は未定。

 もうひとつの「MELODY」は天然木筐体(ひとつひとつ模様が異なる)を使用したドングルUSB DACで、USB Type−Cコネクターで再生機器と接続する仕組みだ。シーラスロジックのDACチップ、CS43131を2基搭載し、最大384kHz/32ビットとDSD256の再生が可能とのこと。出力端子は3.5mmアンバランスと4.4mmバランスを備えている。

画像: 「DM15 R2R」はUSB Type-C入力、3.5mmアナログ出力(同軸デジタル/光出力兼用)、4.4mmバランス出力を搭載

「DM15 R2R」はUSB Type-C入力、3.5mmアナログ出力(同軸デジタル/光出力兼用)、4.4mmバランス出力を搭載

 ポータブルCDプレーヤーも最近注目を集めている中、FIIOからも「DM15 R2R」(グローバルプライス299,99USD、予価、税別)が日本初公開された。型版からも分かる通りR2R DACを搭載し、高品位なディスク再生を目指している。さらにBluetoothコーデックのaptX Adaptiveにも対応済だ。

画像: 「BR15 R2R」はBluetooth送信機能も搭載しており、aptX Adaptiveでの出力も可能とのこと

「BR15 R2R」はBluetooth送信機能も搭載しており、aptX Adaptiveでの出力も可能とのこと

画像: XLR/RCAのアナログ出力を搭載する。デジタル端子は光/同軸の入出力とUSB Type-Cというラインナップ

XLR/RCAのアナログ出力を搭載する。デジタル端子は光/同軸の入出力とUSB Type-Cというラインナップ

 Bluetoothレシーバー「BR15 R2R」も、R2R DACを内蔵している点が特長だろう。BluetoothコーデックはaptX Adaptiveに対応し、ハイレゾ品質の伝送も可能。その信号を高品質に楽しんでもらおうということから、XLRバランス出力も備えている。

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