「Japan Mobility Show 2025」(通称モビショー)が、10月30日午後にスタート、東京ビッグサイトにて、11月9日まで開催される。「東京モーターショー」を引き継いで2023年にスタートした催しで、新型車から未来のモビリティまで、あらゆる乗り物の可能性を、見て、触って、体験できる内容になっている。
その詳細はAuto Sound Webで報告する予定だが、ここでは近年のEVカーで注目を集めている車内エンタテインメントに関連した展示を紹介する。従来のカーラジオやBluetoothによる音楽再生にとどまらず、無線を使った車向けのストリーミングサービスや、それを大画面&サラウンドで体験できるコンセプトカーをピックアップしてみたので、お楽しみいただきたい。
Mercedes-Benz
東1ホールのメルセデス・ベンツブースには、「VISION V」と書かれた車内エンタテインメントのコンセプトカーが展示されていた。ドライバー席と後部座席の間に30cmほどの間仕切りがあり、映像作品を楽しみたい場合には、そこから65インチディスプレイがせり出してくる仕組みだ。

コンセプトカーの「VISION V」

65インチの薄型ディスプレイが床面からせり出してくる様子はなかなか感動しそう

フロントL/Rの位置に球形スピーカーを設置。車内には42チャンネルぶんのスピーカーが取り付けられているとのこと

後部座席にはふたりがゆったり座って映像作品を楽しめる
さらにディスプレイの両脇には球形スピーカーが美しく配置されている。これを含めて車内には42基のスピーカーが搭載されているそうで、迫力のあるサウンドも再生できるとのことだった。
デモ会場ではローカルのデータを再生していたようだが、実際に製品化される場合には、動画ストリーミングサービスなどにアクセスして楽しめる様になるようだ。そこでは上記のXperiのシステムなども使われるのかもしれない。
Toy-Factory
東8ホールのキャンピングカーゾーンで、映画ファンがわくわくする展示を発見した。
Toy-Factoryのキャンピングカー「DA VINCI 6.0 <STAR WARS> EDITION」は、ディスニーとのコラボし『スター・ウォーズ』のエピソード4〜6をモチーフにしたデザインが施された、日本での5台限定生産という特別仕様車だ。
本体は帝国軍をイメージしたブラックで統一され、シートも本皮にロゴマークがあしらわれている。さらに足元のカーペットはタイ・ファイター柄で、車内の棚の取手にはオーラベッシュ文字が表記されるなど作品世界に浸るための細かな配慮もなされている。


運転席や助手席は180度回転できる。本皮のカバーに「STAR WARS」のロゴや帝国軍のマークがあしらわれている

車内のいたるとことにオーラベッシュ文字や宇宙船のイラストが配置されている

ベース車種はフィアットDUCATOで、乗車4名、就寝2名向け。上記の通り5台限定生産で、トイファクトリー岐阜本店/EURO-TOY相模原/トイファクトリー湘南店/トイファクトリー東北店のいずれかで申し込みを受け付けるとのことだ。価格は¥21,870,000(税込、諸費用別)で、これはエピソード4でレイアが閉じ込められていた独房のナンバーに由来しているとのことだ。

