ハーマンインターナショナルは9月17日、これから発売される新製品を一堂に集めた恒例の、秋季新製品内覧会「HARMAN ExPLORE TOKYO 2025」を都内で開催した。今回もワイヤレスイヤホン、Bluetoothスピーカー、サウンドバー、ハイエンドスピーカー(発表済製品)、パーティースピーカーなど、同社が持つ各ジャンルの新製品が所せましと設置されていた。また、会の中盤にはダブルダッチパフォーマンスグループ「REG☆STYLE」も登場し、現在、クラウドファンディング中の耳掛け式(イヤーフック型)の完全ワイヤレスイヤホン「JBL Sence Pro」を装着しながらの、パフォーマンスデモ(=装着していても周囲の音が聞けますよ、しっかり装着されるので、激しく動いても落ちませんよ)も、披露された。ここでは会場に設置されていたポータブル機器をメインに紹介したい。

内覧会に先立っては、同社マーケティング部の濱田氏より新製品の概要が説明された。冒頭には、先にリリースのあったJBLの、来年創立80周年を迎えるにあたって誕生した新たなプロジェクトモデル「JBL Summit」シリーズの説明、そして、2022年に登場して人気を博したサウンドバー「JBL BAR 1000」の3年ぶりの後継機となる「JBL BAR 1000 MK2」、先にクラファンでプロジェクトを達成した「JBL BAR 1300 MK2」の一般発売開始のアナウンス、今朝リリースが出されたばかりのBleutoothスピーカーの新製品「JBL Grip」、パーティースピーカー「PARTYBOXON-THE-GO 2」、耳掛け式のオープン型完全ワイヤレスイヤホン「JBL Sence Pro」、そしてJBLでは初のイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン「JBL Soundgear Clips」などなど、ファンならずともほしいと唸ってしまうような製品が一挙に発表された。








正式なリリースが発表されるのは後日なので、価格や詳細について分かり次第、後日また紹介したい。
また、「REG☆STYLE」のコメントについても紹介したい。上述したように、各自「JBL Sence Pro」を装着しながら、バク転を含むダイナミックパフォーマンスを披露してくれたが、イヤホンが落ちることはなかった。パフォーマンス後のインタビューでは、「これだけ激しく動いても、まったく取れないし、違和感もなかったです」「ファッションも大事にしているので、クールなデザインはすごく気に入りました」「(オーラキャストを使えば)メンバーと同じ音楽を聴きながら練習できるので、ワクワクしました」と、的確なコメントをしていた。



以下、簡潔に展示内容を紹介したい。

アメリカンサイズのラジカセ、といった風情のパーティースピーカー「JBL PartyBox On-The-Go 2」を車内に持ち込んで、カラオケを楽しむスタッフ。マイクが2本ついているので、いつでもどこでも楽しめますよ、のデモ



参考展示されていた、ノイキャン機能搭載のワイヤレスヘッドホン「JBL Tune 680NC」

参考展示の、スポーツ用ネックバンド型ワイヤレスイヤホン「JBL Endurance Pace」

参考展示の、スポーツ用イヤーフック型完全ワイヤレスイヤホン「JBL Endurance Peak 4」


Bluetoothスピーカー「JBL Grip」。缶ジュースサイズですよ、の展示


JBLブランド初のイヤーカフ型イヤホン「JBL Soundgear Clips」。ドライバーの入ったユニットとブリッジのつなぎ目部分がオフセットしているのがポイント。これによって、音の出る部分が耳穴にしっかりと向くようになるという

実際に試聴してみると、まず音場感の再現に驚かされた。JBLらしい厚みのあるサウンドが、耳の周りというか頭の周囲というか、に展開され、オープン型でありながら包み込まれるような感触となる。コーデックはSBC、AACなので高域の再現性はそれほど望めないが、詰まっているという印象はなく、フラットな音調。動画視聴も含め、いろいろなシーンで楽しめそうだ

中央にある(オレンジの)四角いスピーカーが、参考展示の「JBL Go Essential 2」。コンパクトでスクエアなボディが特徴




