スマートフォンアクセサリーや、モバイルバッテリー、イヤホン、スピーカーなど、各種デジタル機器を製造・販売しているコンシューマーエレクトロニクス企業・Baseus(ベースアス)から、いま、日本国内で人気を集めているイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホンの新製品が発売された。それがエントリークラスの「Baseus Bass BC1」と、機能性をアップグレードした上位モデル「Baseus Bowie MC1」の2モデルとなる。ここでは、Baseus Bass BC1をメインに、その装着性や音質、操作性について紹介したい(提供された製品でレビューしている)。

画像: ▲Baseus Bass BC1。カラーはブラックとホワイトの2パターン(写真はブラック)

▲Baseus Bass BC1。カラーはブラックとホワイトの2パターン(写真はブラック)

 さて、Baseusは2011年創業という比較的若い会社であるが、社名の元になった「Base on User」(ユーザーを基に)という理念を掲げ、それを実現すべく、実用性を備え、使い勝手がよく、長く使える製品をユーザーのために開発・販売する、ということを指針に活動している。

 そうした理念の元で開発された製品は、広くユーザーに受け入れられているようで、いち早くGaN半導体を使ったモバイルバッテリーの開発に着手したり、リトラクタブルUSBケーブルへの特許技術など、ユーザー本位の製品を多数市場へ投入することで、今ではグローバルで活躍するブランドへと成長している。

 日本へは2022年に進出しており、昨年2024年末には、強力なノイズキャンセル機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン「Baseus Bowie M2sPro」など6機種を一挙投入。高い人気と注目を集めている。

重低音の再現はピカ一! 音のディテイルまで味わえる量感溢れる低音が楽しめる

 さて、前置きが長くなったが、そうしたBaseusが満を持して今回日本市場へ投入したのが、いま、国内で人気沸騰中のイヤーカフ型となる完全ワイヤレスイヤホン「Baseus Bass BC1」だ。

 宣伝スローガンに「イヤホンを着る、重低音に心昂る」と謳われているように、ドライバーには12mm径という大口径のダイナミック型が搭載されており、重低音の再現性については、同タイプの製品の中では一頭地を抜く仕上がり。マグネットにも強力なデバイスが組み込まれており、駆動力に溢れるサウンドが楽しめるよう設計されている。また、振動板にはバイオセルロースが使用されているそうで、色付けの少ない素直なサウンドが、レスポンス高く楽しめた。

画像: ▲左側の丸いユニットが前(耳甲介)に来る部分。つまり音の出るところとなる。音の出てくる穴(スリット)も見える

▲左側の丸いユニットが前(耳甲介)に来る部分。つまり音の出るところとなる。音の出てくる穴(スリット)も見える

 型番に“BASS”と付いているほか、低音を強調する「バスブースト」技術と合わせ、とにかく重低音の再現性はすごいの一言。ホームシアターでは、重低音再現用(0.1ch)に別途スーパーウーファーを用意しているが、Baseus Bass BC1では、ドライバー1基で、低音から高音まで、さらに重低音までカバーしており、ボリュームを上げていくと重低音が耳(肌)を通してより強力に感じられるようになる。“心昂る”というスローガンの通り、重低音を聞くのではなく、まさに“体感”する感覚となる。

 ロックなどの楽曲では、ドラムなどの低音がリズムを刻む様子が、耳というか皮膚を通して感じられるほど。少し大げさに言えば、ライブ会場にいるような迫力・臨場感が得られるものとなっている。近年では、低音再現に留意した製品もまた増えてきているので、Baseus Bass BC1は市場で大きな人気を呼びそうだ。

 バスブースト機能で言えば、これはAIを活用しているといい、実際に試してみると、単純に低音域が強調されるのではなく、低音成分を的確に抽出(選択)して、それのみを強化しているようで、単に低音が強くなるのではなく、低音の厚みが増す印象となる。例えれば低音パートを担当する楽器(人)が増えて、音量ではなく量感が増す、という感覚となる。ボーカルには影響が出ないので、AIによる解析・分析も的確に行なわれているようだ。

 バスブースト機能をオンにして、楽曲から動画までいろいろなコンテンツで試してみたが、低音の量感が増すことで、サウンド全体に厚みが出てきて、迫力はもとより聞きやすさも向上するので、機能は常時オンでもいいだろう。

画像: ▲外側の大きめのユニットの後ろにはボタンがあり、このボタンを押してBaseus Bass BC1を操作できる

▲外側の大きめのユニットの後ろにはボタンがあり、このボタンを押してBaseus Bass BC1を操作できる

 また、Baseus Bass BC1には、イヤーカフ型で必須とも言える音漏れ防止技術も搭載されており、実際に試してみると、電車で隣に座る程度の距離では、かすかに音楽が聞こえるかなという程度で、かなり音量を上げてみても、うるさいと感じることはなかったので、なかなかに優秀な機能と言える。ちなみに、音量を上げていっても(耳に影響でない程度に)、うるさいとは感じないので、もともとの再現性が優れているのだろう。たまに行くライブハウスでは、機材(スピーカー)が古いのか、迫力を出すためにどんどん音量をあげていくのだが、音は割れているわ、ガサガサとうるさいわで、かなりひどい音になってしまっている。だが、本Baseus Bass BC1では杞憂。音量を上げていっても、歪みも割れもないクリアな重低音が楽しめるようになっている。

一日中着けていられる快適な装着感

 さて、次は装着感や使用シーンについて紹介したい。Baseus Bass BC1は、一般的なイヤーカフ型と同様のC型デザインとなっていて、両端についているパーツの重量配分やデザインは、まさに機能性に優れるものはデザインも優れる、を地で行くようで、耳にしっかりととまってくれるし、多少頭を動かしてもズレたり、落ちたりすることはない。かといって、耳をしっかりつまんでいるわけでもないので、耳が痛くなったり、長時間の装着で疲れたりすることもない。よく考えられたデザインとなっている。

画像: ▲Baseus Bass BC1装着時。2つのユニットで耳をはさみこむように装着する

▲Baseus Bass BC1装着時。2つのユニットで耳をはさみこむように装着する

 ということもあって、自宅作業中に一日中着けて、装着感を試してみた。作業中はたいてい横に置いたFMラジオを流しっぱなしにしているのだが、宅配便が来たり、トイレに行く、水の飲みに行くことも多く、席を離れるとラジオが聞こえなくなるのだが、Baseus Bass BC1を着けてradikoを再生していると、自分が動いても常に頭の中心に音が聞こえるようになるし、急な来訪・電話でも、対応できるのは便利。いまは梅雨の真っただ中だが、今週(6/16~)は急に夏日が続き、エアコンを付けていても28度近くになる部屋の中で作業をしていると、ある程度の汗もかくのだが、Baseus Bass BC1はIP55の耐水性があるので、安心。

 また、比較的長めのウォーキングでのテストもしてみた。近所の散歩なので、定番の風景を見ながら、風の音、草の擦れる音、電車や車の走行音、料理や掃除などの日常音が結構聞こえてくるのだが、Baseus Bass BC1ではそれらを邪魔することもなく、それでいてしっかりと好みの楽曲を楽しませてくれる。汗を書いても、IP55をサポートするので安心。軽快な装着感なので、これからの夏の季節でも、ウォーキングのお供として活躍してくれそうだ。ちなみに、バスブーストオフでは、周囲の音(騒音)によって楽曲が聞こえにくくなることもあったが、オンにすると低音に厚みが出ることで、楽曲、セリフともに聞きやすくなるので、屋外での使用ではバスブーストは常時オンをおススメしたい。

画像: ▲Baseus Bass BC1装着時(後方)。本体の重さは49gの軽さ。長時間つけていても耳が痛くならない

▲Baseus Bass BC1装着時(後方)。本体の重さは49gの軽さ。長時間つけていても耳が痛くならない

空間オーディオや低遅延モード、マルチポイントなど欲しい機能は揃っている

 次に機能面を見ていくことにしたい。まずは低遅延モード。これは、専用アプリ「Baseus」にて「低遅延モード」をオンにすることで働くようになる。ゲームはあまりしないので、スマホと組み合わせていくつかの番組を再生してみた。低遅延モードがオフでも、それほど音ズレ(遅延)を感じることはないが、機能をオンにすると、ピタッとリップシンクするようになり、見て(聞いて)いて気持ちいいもの。オンにすると全体の音量は少し抑えられるようで、セリフがより聞きやすくなるので、動画コンテンツを視聴する際は、積極的にオンにするといいだろう。近年では、スマホやタブレットで映像コンテンツを見る機会も多いので(特に通勤電車の中)、Baseus Bass BC1は大いに役に立つと思う。ちなみに、電車の中でも、音声はクリアに聞こえるし、上述したように音漏れも少ないので、周囲へ迷惑をかけることなく、好きなコンテンツに没頭できた。

 アプリつながりで言うと、「空間オーディオ」「EQモード」(機能)も搭載されている。空間オーディオには、「ノーマル(オフ)」「ミュージック」「シアター」の3モード、EQには標準で「Baseusクラシック」「HiFiライブ」など6種類が用意されており、加えて8バンドのEQで細かいカスタマイズも可能。自分だけのモードを創り上げる楽しさも味わえる。あるいは、仲間内で好きな楽曲のプライベートEQを作成して、web上で交換しあっても面白いかもしれない。

画像: ▲専用アプリ「Baseus」のEQモード選択画面。「Baseusクラシック」「HiFiライブ」「ジャズ」「トレブルブースト」「アコースティック」「クラシックロック」の6種類からサウンドを選択できるほか、カスタマイズで自分好みのサウンドを設定することが可能

▲専用アプリ「Baseus」のEQモード選択画面。「Baseusクラシック」「HiFiライブ」「ジャズ」「トレブルブースト」「アコースティック」「クラシックロック」の6種類からサウンドを選択できるほか、カスタマイズで自分好みのサウンドを設定することが可能

 空間オーディオは、好みで使うといいと思うが、実際に試してみると動画コンテンツと「シアター」の相性はよく、空間が大きくなるのと同時に、セリフは格段に聞きやすくなるのでおススメ。定位が少し持ち上げられることで、空間の大きさをより感じられるようになる。ぜひ試してみてほしい。

 その他、マルチポイント接続に対応(2台まで)しているので、個人用・会社用のスマホ、あるいはスマホと専用オーディオプレーヤー(Android DAP)というように、よく使うデバイスと接続しておけば、着電や着信にすぐ気づけて便利だろう。通話についても、4つのマイクと、AIによるノイズキャンセル機能が搭載されているので、音楽と同様に周囲の状況(ノイズ)の影響を抑えたクリアな通話が楽しめる。

画像: ▲各種アプリ画面

▲各種アプリ画面

Baseus Bowie MC1は上位モデルらしく落ち着いたサウンドが楽しめた

 最後に、同時発売の上位モデル「Baseus Bowie MC1」についても簡単に紹介しておきたい。一見して収納ケースのデザインは異なるが、その他の差異は少ない。ドライバーを内蔵したパーツ(球体)の耳に当たる側にシリコンカバーが付いていることで、耳への当たり緩和(?)される、球体部の固定が増す、の2点が特徴のようで、装着感は少し向上しているように感じた。音質については、ほぼ同じユニットを搭載しているようだが、Baseus Bass BC1では少し癖っぽく感じた高域の再現が自然になり、全帯域に渡ってナチュラルなサウンドが楽しめた。細かいところでは、アプリで「空間オーディオ」の項目が出てこないので、MC1はより純粋に音楽や動画に集中して上質なサウンドを楽しむ、というコンセプトを体現しているようだ。防水規格もIP57に強化されているので、よりアクティブなシーンで活躍しそうだ。

画像: ▲Baseus Bowie MC1。Baseus Bass BC1と同じくカラーはブラックとホワイトの2パターン(写真はブラック)

▲Baseus Bowie MC1。Baseus Bass BC1と同じくカラーはブラックとホワイトの2パターン(写真はブラック)

画像: ▲両製品を並べてみた。手前がBaseus Bass BC1で奥がBaseus Bowie MC1。イヤーカフの形状とデザインに違いがあるのがわかる

▲両製品を並べてみた。手前がBaseus Bass BC1で奥がBaseus Bowie MC1。イヤーカフの形状とデザインに違いがあるのがわかる

写真:嶋津 彰夫

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●Baseus Bass BC1の主な仕様

ワイヤレス通信技術:‎Bluetooth 6.0
対応コーデック:SBC、AAC
搭載ドライバー:12mm径ダイナミック型
バッテリ―連続駆動時間:イヤホン単体 最大7.5時間、充電ケース併用 最大38時間
急速充電時間:対応/15分の充電で2時間使用可
充電端子:USB-C
防水性能:IP55
質量:イヤホン単体 49g
付属品:‎充電ケーブル、取扱説明書、クイックスタートガイド、シール

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