ステレオサウンドストアでは、管球王国 Vol.107(2023年 WINTER)のライントランス特集で取り上げ、頒布を行なったWE製ライントランスを、ご好評につき3ペア限定で再頒布することとなりました。
本機はCDプレーヤーとプリアンプの間に入れて使うことで、ウエスタン・エレクトリック(WE)のようなヴィンテージサウンドを味わえるライントランスです。東京・代々木のヴィンテージ専門店「ウエスタン サウンド インク」の土井雄三氏が長年の経験を活かして組み上げた限定品です。往年のアメリカにおいて、電話回線用リピーティングコイルとして使われたWE111C(プレスケース)を2個内蔵して配線の上でケースに収められています。
WE111Cはトロイダルコア採用で、1次インピーダンス150Ω/600Ω:2次インピーダンス150Ω/600Ω、周波数特性35Hz~8kHzの仕様です。1次600Ω:2次600Ωの1:1で使われるのが一般的ですが、本機はWEに精通する販売店のウエスタン サウンド インク(WSI)が試聴を重ねて探り出した最良と思われる結線方法を採り、1次150Ω:2次600Ωで使っています。内部配線にはWE製22GA単線が使われています。
本機はトランスでゲインを得ることで音楽にエネルギー感を与えると同時に、オーディオシステム全体の音をWEサウンド的な世界に変化させるライントランスです。『管球王国』での試聴取材=CDプレーヤーにスチューダーA730、プリ+パワーアンプはアルテック1567A+1520T(6L6 pp)、スピーカーシステムにアルテック604E+612C(銀箱)の組合せでは、音楽が深く堀り起こされて、音像が実在感を伴って再現されました。
さらに本機には特典として、単売されているWSI製のWEヴィンテージ・シールドケーブルによるRCAピン・ラインケーブル(長さ1m)2ペアが付属します。
貴重なヴィンテージWE製トランスのサウンドに触れる、またとないこの機会をお見逃しなく!