去る11月2日(土)に東京駅八重洲北口のイベント会場・ステーションコンファレンス東京で、「秋のヘッドフォン祭2024」が開催された。今回は5F/6Fの2フロアーで、合計86のブース/団体が様々な製品を展示していた(もちろん試聴も可能)。
以下ではStereoSound ONLINE編集部が見つけた気になるアイテムを紹介する。
エミライ(605C)
FIIO TT13 +SA1
エミライブースの入口には、FIIOのBluetooth送信機能を備えたレコードプレーヤー「TT13」(海外での想定価格249.99USドル、予価、税別)と、マルチ入力が可能なアクティブスピーカー「SA1」(海外での想定価格95〜100USドル、予価、税別)を組み合わせたシステムが展示されていた。
TT13はオーディオテクニカ製のトーンアーム/カートリッジも装着済で、箱を開ければ使える状態で出荷されるので、レコード再生が初めてという方も安心だ。BluetoothコーデックはaptX、aptXLL、aptX HDに対応済で、無線伝送でもレコードをいい音で楽しめるのも特長だ。
SA1は、アナログ入力(RCA)とデジタル入力(光/同軸)、USB Type-C、フォノ入力を備えたモデルで、さらにBluetooth2.0を使ったワイヤレス再生も可能という。L/Rスピーカー間は4ピンケーブルで接続する。
FIIO S15
ネットワークストリーマーの「S15」(海外での想定価格999.99USドル、予価、税別)は、AKMの「AK4499EX」と「AK4191EQ」というふたつのDACチップを組み合わせ、高音質再生を実現したモデル。リニア電源モジュールを搭載している点もポイントという。フロントパネルの7.84インチタッチスクリーン(1280✕400画素)から各種操作も可能とのことだ。
FIIO E-Stick
FIIOの小型USBDAC「KA17」と同じ長さ・厚みのモバイルバッテリー「E-Stick」(海外での想定価格159.99USドル、予価、税別)も登場。KA17とUSB Type-Cコネクターで接続すれば、写真のようにあたかもひとつのアイテムのような形状で持ち運び可能だ。外出時にもKA17をデスクトップモードで使いたい、といった方にはぴったりの製品だ。
FIIO BTR17
「BTR17」(海外での想定価格199.99USドル、予価、税別)は、Bluetooth DAC内蔵ヘッドホンアンプ。aptX LLやaptX HD、LDACなどのコーデックに対応し、ハイレゾクォリティの伝送も可能だ。USB DACとしてはESSの「ES9069」をデュアルで搭載し、最大786kHz/24ビットとDSD512の再生が可能となる。
FIIO UTWS5 MMCX 2025
「UTWS5 MMCX 2025」(海外での想定価格159.99USドル、予価、税別)は、お気に入りのりケーブル対応イヤホンを完全ワイヤレスに変身させるBluetoothレシーバーアンプの最新モデル。コネクターはMMCXと2pin接続の2種類をラインナップしている。本体をワイヤレス充電化することで、接点の腐食による機能低下を防いでいる。コーデックはaptX AdaptiveやLHDCにも対応済みで、LDACにも後日対応予定とのこと。
FIIO DM13
FIIOが考える理想のCDプレーヤーが「DM13」(海外での想定価格149.99USドル、予価、税別)とのこと。3.5mmと4.4mmのアナログ出力やデジタル出力(光/同軸)を備え、さらにBluetoothによる再生も可能(コーデックはaptX、aptX LL、aptX HDに対応)。USBType-CにUBSメモリーをセットすれば、リッピングデータの保存にも対応する。
FIIO JM21
携帯音楽プレーヤーの普及価格モデルとして登場したのが「JM21」(海外での想定価格199.99USドル、予価、税別)。シーラスロジックのDACチップ「CS43198」とSGMICROのオペアンプ「SGM8262」をデュアルで搭載し、USB DACとしても使用可能という。BluetoothコーデックはaptX、aptXHD、LDACの送信に対応する。
FIIO FT1 Pro
95✕86mmの自社開発平面型マグネットドライバーを搭載したオープン型モデルの「FT1 Pro」(価格、発売時期未定)も展示されていた。サファイア+アルミニウムデュアルコーティングと1μm特殊フィルムの採用で、高音質を獲得したという。