Amazon(アマゾン)は、Ring(リング)の屋内用セキュリティカメラ新製品として、「Ring首振り機能インドアカム」(Pan-Tilt Indoor Cam)を9月4日に発売する。価格は¥7,980(税込)で、ブラックとホワイトの2色展開。
Ringのセキュリティカメラは、スマホアプリと連携して屋内外の映像をリアルタイムでモニター可能なアイテムだ。これまでもドアベルの「Ring Battery Doorbell Plus」と、屋内用セキュリティカメラ「Ring Indoor Cam(第2世代)」などが発売されており、こちらの記事でも詳細を報告している。
新製品発表会では、まずアマゾンジャパン合同会社Ring事業部 部長の大石 愛さんから本事業の紹介が行われた。
一般的にセキュリティカメラというと、防犯用といったイメージが多いだろう。しかしRingではもっとライトな、日常の小さな心配・不安を低減できるサービスを提供するそうだ。例えば留守番をしている子供たちやペット、離れて暮らしている両親の様子を確認できることで、大きな安心、安全につながっていくのではないかとのことだった。
そのRingはアメリカで2013年に創業、2014年にドアベルを発売し、その後も防犯カメラ、アラート、車載カメラなど50種類以上の製品を発売、現在は日本を含めて30ヵ国以上で事業を展開中だという。日本国内での売上も順調で、今後は販売ルートとしてアマゾン以外に、量販店などにも拡大していきたいとのことだった。
同社ではセキュリティのニーズはライフスタイルと関連すると考えており、それに合わせたサービスも提供していくそうだ。具体的には製品ラインナップを充実させ、さらに有料クラウドサービスも準備している。これを活用すれば、撮影データを180日間サーバーで共有したり、ダウンロードも可能という。
続いて登壇したRing事業部 シニアプロダクトマネージャーの瀬口雄介さんによると、日本の住宅用セキュリティカメラ市場は高い成長を遂げているが、それを牽引しているのが室内用カメラだという。日本では防犯以外に見守り需要が多いということなのだろう。
新製品のRing首振り機能インドアカムは、そういった見守り用途に最適な機能として、スマホアプリからの遠隔操作に対応している。従来のIndoor Cam(第2世代)は設置時に任意の角度に調整できるが、スマホでモニターしている際のアングルは固定だった。そのため被写体が動いてしまうとモニターから見えなくなることもあったわけだ。だがRing首振り機能インドアカムなら、スマホアプリからの操作で水平360度、垂直169度の範囲でカメラを動かせるので、死角もほぼなくなるだろう。
本体のカメラ部分はIndoor Cam(第2世代)と共通で、クリアーなHD映像が撮影できる。さらにカラーナイトビジョン機能も装備しており、暗い環境でもカラーで撮影可能という(照度が足りない場合は自動的に白黒に切り替わる)。壁面取り付けパーツも同梱されているので、設置も簡単だ。
さて今回の発表会には、タレントの森 泉さんとヒロミさん、松本伊代さんがアンバサダーとして登場した。森さんもヒロミさん夫妻もRing製品を愛用中だそうで、それぞれ以下のように話してくれた。
「僕は見守ってないといけない人がいっぱいいるんです(笑)。今日も出かける時に犬が追いかけてきたので、寂しがってないかと思って本番前にRingで見てみたら、寝てました。あと、リフォームやキャンプの現場にもRingカメラを付けていますが、鹿が作物を食べているのが確認できたんです」(ヒロミさん)
「私も結構Ringカメラを使いこなしています。家には11台のカメラが付いているんだけど、娘と次はどこにつけようかって話してるんです(笑)。ペットも多いのでRingがあると安心できる。ストレスなく旅行に行けるようになりました」(森さん)
その後大石さんから3名に、「1日見守りサポーター任命証」が贈呈され、それぞれRingの手軽さ、便利さをアピールしていくと語ってイベントは終了となった。