アメリカのSONOREは、Renduシリーズに搭載している独自OSのSonicorbiterを現行の「2.8」から「2.9」への有償アップデート(¥5,500、税込)を行う。
Renduシリーズはネットワークトランスポートに属する製品で、ネットワークオーディオの信号を入力し、USB音声信号に変換・出力する役割を持つ。RenduシリーズとUSB DACを組み合わせることで、NASのノイズや複雑な処理から切り離すことができ、ネットワークオーディオのセパレート化=高音質化が図れるそうだ。
そのRenduシリーズが安定して動作し、USB DACを高音質に保つためには、内部で動くOSの品質が重要となる。今回Sonicorbiter2.9へアップデートするにあたり、OSとしての立ち位置に大幅な変更が加えられている。
その主な特徴は以下の通り。
●再生機能に特化
●カーネルを最新版へ更新し、USB DACとの通信を更に低遅延化
●各種ネットワークオーディオプロトコルの更新及びサポート終了
●対象機種:ultraRendu、opticalRendu、Signature Rendu SE optical
アップデートは、Bi-Wings直販サイトの「Sonicorbiter2.9 micro SDカード販売ページ」から、Renduシリーズのmicro SDカードを購入して交換するだけで完了する。
なおSonicorbiter 2.9では、サーバー機能を含む、あるいはすでにサポートが終了した以下のモジュールが順次使用できなくなるそうだ。これは、Renduシリーズが再生に特化し、より高品位なオーディオ再生を行うための第一歩とのことだ。
●Bubble UPnP、SONORE UPnP Bridge、Logitech Media Server、YMPD、Songcast