クリエイティブメディアは、バーチャルヘッドホン技術である「Super X-Fi」の第4世代となる「Super X-Fi Gen4」を発表した。
このSuper X-Fiは、サラウンドスピーカーシステムによる臨場感あふれる音場をヘッドホン内で再現する技術であり、AIによって個々のユーザーに合わせてオーディオをパーソナライズし、自然なリスニング体験を提供するもの。
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新たなSuper X-Fi Gen4は6月に世界中で展開され、SXFI Appを通じて提供される予定という。このアップデートでは、ダイナミックレンジや明瞭さ、空間再現の向上が図られているそうで、Gen4によって没入型オーディオがさらに強化される、と謳っている。
さらに、元々はヘッドホン用に設計されたSuper X-Fi技術をスピーカーシステムに適用することで、ホームエンターテイメントを変革する準備も進めているそうで、スピーカー用Super X-Fiのデビューによって、リビングなどの空間を手軽にコンサート会場やシアターに作り替え、臨場感ある再生が楽しめるようになる、としている。
さらにさらに、間もなく、同社が展開している各種オーディオ機器――完全ワイヤレスイヤホンやヘッドホン、スピーカーに至るまで、Super X-Fi技術の適用を拡大・統合し、Super X-Fi エコシステムを拡大することも予定しているそうだ。
これにより、YouTubeやNetflix、Spotifyといった各種ストリーミングプラットフォームで、さらにはコンパクトなイヤホンやスピーカーでもSuper X-Fiを楽しめるようになる、としている。
Creativeの最高技術責任者でSuper X-Fiの発明者であるLee Teck Cheeは次のように述べている。
「Super X-Fiのユーザーコミュニティは、当社のAIエンジンを洗練させる貴重なデータと見識を提供し、Super X-Fiの進化の上で貴重な役割を果たしています。Super X-Fi Gen4では、平坦で活気のないオーディオの限界から解放され、さらに進化した没入型のリスニング体験を提供します。
さらに、ユーザーがどこにいても空間オーディオにシームレスにアクセスできるように、今後の当社製品ラインナップ全体にSuper X-Fi技術を統合すると発表できる事を嬉しく思います」。
製品化や技術の詳細、および日本国内での展開などについては、後日の発表になる模様だ。