「春のヘッドフォン祭2024」の注目アイテムを順次紹介していく本特集。第二弾は、毎回話題の新製品をラインナップしているエミライブース(6F 605C9の様子をお届けする。(StereoSound ONLINE編集部)

画像1: 【春のヘッドフォン祭 2024 リポート02】Cleer、Noble Audio、FIIO、Ferrum Audioの新製品がずらりと並ぶ。エミライが、注目モデルを一挙紹介

●オープン型イヤホン:Cleer ARC 3
オープン価格(一般販売時の予価¥39,600〜¥59,880、税込、今夏登場予定)

 エミライブースには、5月1日からクラウドファンディングをスタートするCleerの新製品「ARC 3」も展示され、音を確認できるようになっていた。

 ARC 3は、人気のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「ARC 2」を進化させたモデル。搭載されたドライバーは口径こそARC 2と同じ16.2mmだが、有効振動板面積を拡大して、よりパンチのある音に進化している。機能面では、ドルビーアトモスによる空間オーディオ、LDAC、aptX Adaptiveによるハイレゾワイヤレス伝送にも対応。ディスプレイ内蔵充電ケースも付属する。

 なおクラウドファンディングでは「Music」「Music Pro」「Sports」「SportsPro」「Sports MAX」「Game」「MP3プレーヤーモデル」の7エディションをクラウドファンディングで取扱予定だが、このうちMusic ProはMusicにAI機能を活用したノイズキャンセリング機能が追加され、Sports ProはSportsにAIトレーナー機能が入るなど、ジャンルに応じた細かい展開も考えられている。

画像: 本体の外見等は変更されていない。写真上が「WANDLAGolden Sound Edition」で、下が従来モデル

本体の外見等は変更されていない。写真上が「WANDLAGolden Sound Edition」で、下が従来モデル

●D/Aコンバーター・プリアンプ:Ferrum Audio WANDLA Golden Sound Edition
国内価格未定/海外での市場想定価格 3295ドル(予価、税別)

 同ブランド「WANDLA」をベースに、海外で人気の高いレビューサイト、ゴールデンサウンドのキャメロン・オートリー氏とのコラボレーションで機能面をアップグレードっしたバリエーションモデルが日本初展示された。

 搭載されたプロセッサーモジュール「SERCE」の計算資源を再分配・最適化することで新機能を盛り込んでいる。再生モードも迫力をアップする「Impact」、真空管サウンドをシミュレーションした「Tube Mpde」などが設けられ、好みのサウンドに設定可能という。

画像2: 【春のヘッドフォン祭 2024 リポート02】Cleer、Noble Audio、FIIO、Ferrum Audioの新製品がずらりと並ぶ。エミライが、注目モデルを一挙紹介

●有線イヤホン:FIIO FA19
国内価格未定/海外での市場想定価格 999.99ドル(予価、税別)

 片耳あたり合計10基のBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを搭載する、マルチBA型IEMの最新フラッグシップも参考出品されていた(今夏登場予定)。高域4基、中域2基、低域4基という構成で、ルビコン社製コンデンサーによる高精度クロスオーバーネットワークを搭載する。

 レゾネーターによるヘルムホルツ共鳴によって1kHzから4kHzの中音域に密度感や音の厚みをもたらす「ノッチフィルター・テクノロジー」や、特許技術である音導管構造「S.Turboテクノロジー」も採用。ドライバーの特性をフルに活かしたクリアーなサウンドの「モニター」モードと、中低域を強化したエモーショナルなサウンドの「HiFi」モードの切り替えが可能という。

画像3: 【春のヘッドフォン祭 2024 リポート02】Cleer、Noble Audio、FIIO、Ferrum Audioの新製品がずらりと並ぶ。エミライが、注目モデルを一挙紹介

●USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ:FIIO K19
国内価格未定/海外での市場想定価格 1299.99ドル(予価、税別)

 デスクトップ向けUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプの新フラグシップ「KA19」が本邦初公開。ESS製最新DAC「ES9039SPRO」を2基搭載し、超高ダイナミックレンジと低ノイズ特性を実現。ヘッドホンアンプには THX社とFIIOが共同開発した「THXAAA-788+」を8ch分搭載し、最大8000mWもの超大出力を実現する。

 更に31バンドのプロ仕様高精度ロスレスPEQ機能を搭載し、パーソナライズ機能もサポート。ACCUSILICON製の高性能超低位相雑音フェムト秒水晶発振器を44.1kHz系/48kHz系に各1基独立して搭載する。6系統の入力、4系統のアナログ出力、2系統のデジタル出力の豊富な入出力を備えている。

画像4: 【春のヘッドフォン祭 2024 リポート02】Cleer、Noble Audio、FIIO、Ferrum Audioの新製品がずらりと並ぶ。エミライが、注目モデルを一挙紹介

●ワイヤレス対応アクティブスピーカー:FIIO SP3 BT
国内価格未定/海外での市場想定価格 349.99ドル(予価、税別)

 アクティブスピーカー「SP3」に、LDACやaptX Adaptiveなどハイレゾワイヤレスコーデック対応Bluetooth受信機能とUSB入力を含むデジタル入力機能を追加したアクディブスピーカーも今夏の登場予定。Bluetoothレシーバー用SoC/DACはQualcomm QCC5124が用いられた。

 スピーカーユニットは、25mmシルクドーム型トゥイーターと3.5インチ・カーボンファイバー振動板ウーファーによる2ウェイ構成で、エンクロージャーはバスレフ型。これを30Wの出力を備えたマルチアンプ構成のパワーアンプでドライブする。接続端子はUSB Type-C、同軸/光の各種デジタル入力に対応。

This article is a sponsored article by
''.