レノボ・ジャパンは本日2月7日、コンシューマー市場への参入15周年を記念した会見「コンシューマー市場参入15周年記念~レノボ・コンシューマ製品の変遷~」を都内で開催。これまで同社が発売してきた各ジャンルのエポックメイキング的な製品を紹介しつつ、集まった報道陣とともに、この15年を振り返っていた。
会は、同社コンシューマ製品事業部 櫛田部長の司会で、「今日は、(製品の)発表会というよりは、この15年の歴史を振り返りつつ、当初0%だったシェアが、いまに至るまでの道筋を、製品とともに見ていきましょう」と、砕けた挨拶で始まった。
大まかな流れを記すと、レノボ・ジャパンは、2005年に日本アイ・ビー・エムのPC部門との事業統合によって誕生。以後、2008年に、「IdeaPad S10e」をもってコンシューマー(家庭用)市場に初参入。当時は、ビジネス市場のみで製品を展開していたこともあって、市場やマスコミなどからは歓迎をもって迎え入れられたという。当時のニュース記事も上映されていたが、バッテリー持続時間(それもLバッテリー装着)は約5.3時間で、“長時間”と表記されているなど、隔世の感も強かった。
以後は、2012年に液晶部分が360度回転する“YOGA”ブランド・製品を投入。2017年には、ゲーミングブランド“LEGION”を立ち上げ、さらに2023年にはゲーミングブランドのエントリークラスとして新たに“Lenovo LOQ”を立ち上げるなど、順調にサブブランド、製品を拡充していき、現在にいたるということだ。
その後、レノボ初のウルトラブック「IdeaPad U300s」、初の1キロ切りのノートPC「Yoga 900s」、オールインワン(AIO)のデスクトップ「Lenovo A740」、ゲーミングモデル「Legion Y740S with Legion BootStation」(こちらは日本未発売)、「Legion Go」などなど、スタッフ、プレスともども記憶に残る懐かしい製品の紹介が行なわれていた。
なお最後には、ゲーミングブランドLegionの開発中のモデルも紹介された。櫛田氏が手にしているものがそれで、オールホワイトのボディが特徴。キーはゲーミングモデルらしく、点滅する仕様だ。詳細は明らかにされていないが、年内の発売を予定しているということだ。