NHK総合では、2月12日(月)午前10:04〜10:50に、「中尊寺金色堂 デジタルで解き明かす900年の謎」を放送する。
2024年、国宝の中尊寺金色堂が建立900年を迎える。東北地方、現存最古の建造物である金色堂には、なぜ金で覆われているのか? など、いまだに解明されていない謎が残されている。今回の番組では、中尊寺、東京国立博物館が共同で金色堂をデジタルデータで記録し “デジタル金色堂” を完成。今までになかった角度や距離で金色堂に近づきながら、日本の宝が秘める素顔に迫っている。
番組概要
国宝 中尊寺金色堂は奥州藤原氏の初代 清衡によって900年前に建立されました。平安時代末期に建てられた金色堂は、外観、内観、そして仏像もすべてが金で覆われ “皆金色(かいこんじき)” と称される世界でも珍しいお堂です。金色堂は保護のために覆堂という建物に覆われ、さらに丈夫なガラススクリーンで仕切られているため、近づくことができません。
そこでNHKは中尊寺と東京国立博物館と共同で、金色堂の立体データを記録することに挑戦。仏像や建物をあらゆる角度から1万枚以上撮影、フォトグラメトリーと3Dスキャンの点群データを合わせて超高精細の3DCGによる “デジタル金色堂” を作り出しました。これを使えば360度、自由な視点で金色堂を見てゆくことができます。
番組ではスタジオに325インチの巨大LEDモニターを設置して “デジタル金色堂” を映し出し、900年経ったいまでも研究者を悩ませる謎をゲストや専門家と解き明かしてゆきます。
●出演者:高橋英樹、伊集院 光、村井美樹
●語り:梶 裕貴
※3月4日(月)午後11:30〜、NHK BSでも90分版を放送予定!