アクシスから、米トランスペアレントの新作パワーコンディショナー「POWERWAVE」が、2月に発売される。価格は¥335,000(税別)。

 今回発表のPOWERWAVEは、トランスペアレントの「パワーアイソレーター」直系のトリクルダウン・モデルとして2021年に登場した「POWERWAVE X」の弟機にあたる製品。電流制限を課すことのない高性能ノイズフィルターを4系統装備し、さらに音質・画質に影響を及ぼさないハイスピード・サージプロテクターを搭載しながら、小型化が図られているのが特徴。オーディオ・ビデオ機器へのクリーンな電源供給を実現する、謳う。

 POWERWAVEのノイズフィルターは、トランスやチョークコイル、直列フィルターなど、電流制限や歪の原因となるデバイスを使用しない、トランスペアレント独自のパラレル方式を採用。広帯域に及ぶ高周波ノイズを電源ラインから除去し、壁コンセントからの電力を高効率でクリーンに出力するようになっている。

 全8口のアウトレット・コンセントは、2口を一組とする4系統に分割。それぞれにノイズフィルター・バンクを独立配備することで、ACラインのノイズ・フィルター効果に加え、系統間のノイズ・アイソレーション効果も持たせている。

画像: トランスペアレントから、パワーコンディショナーの新製品「POWERWAVE」が2月に発売。性能はそのままに小型化を達成

 ちなみに、フロントパネルには8個のコンセントに対する一括ON/OFFを可能とする、電源スイッチを装備している。

 サージプロテクターは、アバランシェダイオードによるハイスピード仕様。電源ラインとLANネットワークラインの、それぞれに搭載しており、その性能は実に通常の1000倍にあたる1ナノ秒の反応スピードで、3000万Wのピークサージパワーと、58,000アンペアのピークスパイク電流から保護する高い能力を持っている。

 なお、電源ラインのサージプロテクターは、ライブ/ニュートラル間とアース間に挿入され、ノーマルモード、コモンモードの双方に対応しているそうだ。

 また、筐体については、重量級の分厚いアルミニウム材をマシン加工したフロント
パネルとシャーシーを、堅固に組み上げたPOWERWAVE Xと同等の頑強な構造とし、小型化(凝縮化)。フィルターとサージプロテクターなどの内部回路は、エポキシ樹脂で固めたモジュール・ブロック化して配置するなど、徹底した制振対策が施されている。

POWERWAVEの主な仕様
●独立4系統ノイズフィルター/高性能サージプロテクターを搭載
●ACアウトレット:4組8口
●電源一括ON/OFFスイッチ装備
●LED表示:サージプロテクター機能、電源極性判定、通電状態
●付属電源コード:PERFORMANCE POWER CORD(PPC) 2m(12AWG高純度OFHC)
●定格(8口総計):100VAC/15A、50Hz/60Hz
●外形寸法:W406×H98.5×D190mm
●質量:6.4kg

This article is a sponsored article by
''.