ナスペックから、モニターオーディオのサブウーファー、Anthra(アンスラ)シリーズが発表された。型番、価格は以下の通りで、それぞれHigh Gloss BlackとSatin Whiteの2色を準備、1月15日から発売を開始する。
Anthra W10 ¥297,000(税込)
Anthra W12 ¥385,000(税込)
Anthra W15 ¥550,000(税込)
アンスラシリーズは、モニターオーディオが「シンプルな製品」をキーワードに送り出す、スタンドアローンのサブウーファーラインナップ。同ブランドがこれまでに培ってきた音響ノウハウと、使いやすさを結びつける製品となっている。
ユニットサイズは(型番の表記からも分かるように)、10インチ、12インチ、15インチと3 種類あり、ユーザーが最適なサイズを選べるようになっている。シリーズ3モデルの違いはユニットサイズとアンプ出力、キャビネットサイズや電源の容量などで、採用しているすべての材質、アンプのメーカーやその質などはまったく同じもので揃えている。
そのウーファーユニットは、リジッド・サーフェス・テクノロジー Ⅱ(RST Ⅱ)とセラミック・コーティング・アルミニウム・マグネシウム・コーン(C-CAM)を採用。これは、現在販売中のSilver Seriesで新たに開発されたドライバーで、振動板表面に放射線状にディンプル(窪み)加工を施し、薄さや軽さを損なうことなく、コーンの剛性が大幅に向上している。RST IIがモニターオーディオ製サブウーファーに適用されたのは今回が初めてとかで、音を歪ませる可能性のある機械的な曲げ力に、放射面が抵抗できるようになっている。
そのウーファーユニットは、驚異的なパワーを発揮する強力なクラスDアンプで駆動される。W10=390W、W12=700W、W15=1400W RMS(連続レベル)を備え、音量に関係なくウーファーを最適なパフォーマンス・レベルで動作させ、正確でクリーンなダイナミックレンジと音楽的なパフォーマンスを可能にしている。また、アンプと電源は連動して設計されているため、より優れた効率と低歪みを実現するという。
本体キャビネットにはMDF材を採用。フロントバッフルは36mm厚、その他は、W10は18mm厚、W12とW15は25mm厚が使われている。さらに音響学的に最適化された内部補強と骨組みにより、きわめて高い強度を誇っている。接続端子は、RCAとXLRを備えている。
「Anthra W10」の主なスペック
●型式:アクティブサブウーファー、密閉型●使用ユニット:254mm RST Ⅱ C-CAM High Linear-Excusionウーファー●再生周波数帯域:17Hz〜400Hz(-6dB、LPF OFF)●アンプ出力:瞬間最大450W、連続390W●接続端子:RCAアンバランス入出力1系統(ステレオ)、XLRバランス入出力1系統(モノーラル)●ローパスフィルター:20〜200Hz(-3〜-48dB/Oct ロールオフ調整可)●カスタムEQ:プリセット3モード(Music/Movie/Impact)、マニュアル3設定可●消費電力:120W●寸法/質量:W321×H321×D321㎜/22.2kg
「Anthra W12」の主なスペック
●型式:アクティブサブウーファー、密閉型●使用ユニット:305mm RST Ⅱ C-CAM High Linear-Excusionウーファー●再生周波数帯域:16Hz〜400Hz(-6dB、LPF OFF)●アンプ出力:瞬間最大1325W、連続700W●接続端子:RCAアンバランス入出力1系統(ステレオ)、XLRバランス入出力1系統(モノーラル)●ローパスフィルター:20〜200Hz(-3〜-48dB/Oct ロールオフ調整可)●カスタムEQ:プリセット3モード(Music/Movie/Impact)、マニュアル3設定可●消費電力:200W●寸法/質量:W374×H374×D374㎜/32.4kg
「Anthra W15」の主なスペック
●型式:アクティブサブウーファー、密閉型●使用ユニット:381mm RST Ⅱ C-CAM High Linear-Excusionウーファー●再生周波数帯域:16Hz〜400Hz(-6dB、LPF OFF)●アンプ出力:瞬間最大2500W、連続1400W●接続端子:RCAアンバランス入出力1系統(ステレオ)、XLRバランス入出力1系統(モノーラル)●ローパスフィルター:20〜200Hz(-3〜-48dB/Oct ロールオフ調整可)●カスタムEQ:プリセット3モード(Music/Movie/Impact)、マニュアル3設定可●消費電力:550W●寸法/質量:W439×H439×D439㎜/40.3kg