2023年も残りわずか。今日は天気もよかったので、大掃除に着手しました。まずは一番時間を過ごすリビング(兼ホームシアター)&台所からスタート。
家内のオーダーを受け、資料や細々した試聴機器(最近イヤホンなども多いので)を整理し、さらにスピーカーの下やラックの裏に掃除機をかけた後、電動モップで床掃除の仕上げ。なんとか夕方までに終わらせました。
さて、実はそこからが今回の本題。というのも、イヤホンやリモコンを整理していた時に、Natureのスマートリモコン「Remo nano」を発掘していたのです。Remo nanoはアレクサと連動して家電やエアコンを音声操作できるアイテムで、新しいスマートホームの接続規格であるMatterに対応している点もポイント。
もともとは、シアターシステムを音声操作しようと思ってRemo nanoを購入したんだけど(しかも9月に!)、雑用にまぎれて放置していた次第。せっかく今日発掘したのだから、2023年中に実現しなくてはと思ったわけ。
わが家では以前からラトックのスマートリモコンを設置しており、テレビのレグザ「55X9400S」や照明スタンドは、アレクサ経由で音声操作可能。なんだけど、なぜかラトックがスチュワート・スクリーンのリモコンコマンドをメモリーしてくれず、シアター用としては使えなかったのです。
ではRemo nanoはどうだったのかというと、なんと! すんなりメモリーできてしまったのです。その前に、Remo nanoのセットアップ手順を整理しておくと、箱から取り出して給電用のUSBType-Cケーブル&給電アダプターをつなぎ(どちらも別売)、アプリの「Nature Remo」をインストールするだけで準備は完了。
そこからアプリのNature Remo経由でメンバー登録を済ませ、操作したい家電機器のコマンドを登録していく。わが家のシアターの場合、プロジェクターのビクター「DLA-V90R」とスチュワートのスクリーン、AVアンプのヤマハ「CX-A5200」の電源を一括でオン/オフできればOK。ソース機器についてはリモコン操作で問題なし。
Remo nanoにコマンドを登録するのも簡単で、メニューから「コントロール」→「+」→「新しい家電を追加」を選び、機器のリモコンでコマンドを覚えさせるだけ。レグザのリモコンで試したらきちんと「東芝のリモコン」として認識してくれました。
なんだけど、DLA-V90RやCX-A5200ではメーカーを認識してくれなかったので、必要なコマンドを順次登録していくことに。それが終わったら、同じくアプリの「コントロール」→「+」から「シーンを追加」を選び、先程登録したコマンドの中から一括操作したいものを順番に並べて、最後にシーン名を付けたら完了です。
なお音声操作をするには、Remo nanoをアレクサとリンクしておくのも忘れてはいけない。が、これも設定は簡単で、アプリの「設定」→「音声アシスタント」で「Amazon Alexa」を選べばいい(『Googleアシスタント』『Apple Siri』も選択可能)。
なお今回、シアター用として設定したシーン名称とコマンドは以下の通り。
「ホームシアター」 スクリーンを降ろす → DLA-V90R電源オン → CX−A5200電源オン
「シアターオフ」 DLA-V90R電源オフ×2 → スクリーンを上げる → CX-A5200電源オフ
“アレクサ、シアターをつけて” と命令すると、ちゃんとスクリーンが降り、DLA-V90RとCX-A5200の電源も入った! ということで数ヵ月遅れたけど、無事わがシアターも快適操作に向けて一歩前進した次第です。
ちなみに映画を見終わった後は、“アレクサ、シアターオフをつけて” という日本語として “?” なコマンドで操作することになってしまったけど、まぁそれはおいおい工夫してみましょう。
(取材・文:泉 哲也)