マランツは、HEOS Built-in製品の設定や音楽再生をより簡単に、より直感的な操作で行えるようにする「HEOSアプリ」の大型アップデートを実施した。
今回のアップデートでは、ユーザーからのフィードバックを基に、アプリのユーザーインターフェイスを一新し、より選曲しやすく、新しい音楽と出会う機会が増えるような構成を採用しているという。もちろん信頼性や接続性、より簡単で直感的な操作を実現するための多岐にわたるブラッシュアップも、同時に行なわれているそうだ。
アプリの下部にある3つの新しいナビゲーションタブを使用してHEOSアプリを操作できるように、表示を一新。従来の「ルーム」、「ミュージック」、「再生中」のタブは、「ホーム」、「ルーム」、「検索」の3つに変更されたそう。ナビゲーションをより直感的にするだけでなく、フレッシュでユーザーフレンドリーなデザインにしている。
また、新しいホーム画面では、お気に入りのストリーミングサービス、インターネットラジオステーション、入力ソース、HEOSプレイリストに素早くアクセスできるようになった。再生履歴や、お気に入りのサービスからのおすすめの楽曲、新着の楽曲などの表示も追加され、素早く聴きたい曲を見つけられるようになった。
そして、HEOSプレイリストには、複数のストリーミングサービスの楽曲やローカルのミュージックサーバーの楽曲を混在させることができ、サービスや音楽の保存場所にとらわれない自由なプレイリストの作成が可能となったそうだ。入力ソースやストリーミングサービス、再生履歴などの表示順は自在にカスタマイズできるので、自分専用のホーム画面を手軽に作ることができる。
検索機能も新しくなり、ストリーミングサービスやインターネットラジオ、ローカルのミュージックサーバー、USBメモリー、スマートホン内の音楽ファイルなど、ファイルの保存場所に関わらず、すべての音楽を一度にまとめて検索が可能に。お気に入りのアーティストやアルバム、曲のタイトルを入力すれば、対応するすべてのライブラリから音楽を検索することができるようになった。
新しいHEOSアプリでは、「ホーム」、「ルーム」、「検索」のどのタブを表示していても、再生中の曲を画面下部の「再生中バー」に表示するように変更。再生中バーをタップすれば全画面表示に切り替わり、音量調整や再生操作、イコライザーの調整、ファイルフォーマットの確認などを素早く行なうことができる。
新しいHEOSアプリは、App Store(iOS / iPad OS)、Google Playストア(Android)からダウンロード可。
なお、同日のHEOS Built-in製品のファームウェア・アップデートにより、下記の対象モデルに機能追加が実施されている。
●Bluetooth送信機能の追加
Bluetoothでの音声入力に対応するヘッドホン、スピーカー、テレビなどのデバイスに音声信号を送信することが可能に。
<対象モデル>
プリメインアンプ「MODEL 40n」
※MODEL 40nからはヘッドホンの音量調整は不可
●DiracLive Bass Control対応
<対象モデル>
AVプリアンプ「AV 10AV」
サラウンドレシーバー「CINEMA 40」「CINEMA 50」
※Dirac Liveの機能を使用するには、有料のライセンスおよび対応する測定用マイクの購入が必要。詳しくはDiracのウェブサイト(https://www.dirac.com/marantz/)をご覧ください。