オーディオブランド・Hi-Unitから、ミュージシャンのピエール中野氏と共同で音質チューニングを行なった有線イヤホン=有線ピヤホン4こと「HSE-A5000PN-F」が、12月中旬に発売される。価格は¥6,380(税込)。

 HSE-A5000PN-Fは、アーティストがステージで使用するイヤーモニターで圧倒的な国内シェアを誇るFitEarと、「凛として時雨」のドラマーであり、ポータブルオーディオにも造詣が深いピエール中野氏が、共同で音質をチューニングした有線イヤホン。

 ダイナミック型ドライバーユニットが持つ長所と短所として、ワイドレンジで豊かな低音、プレゼンスのある中高域が得られる一方、どうしても耳につきやすい帯域において複数のピークが生じてしまう。そこで、本モデルでは、必要最小限のフィルタリングを施すことでこれらのピークを抑制し、より幅広い音楽ジャンルへの対応を果たした、としている。圧倒的なライブ感と巧妙なサウンドバランスを実現し、音楽と向き合う“環境”を提供する、と謳っている。

 なお、有線ピヤホンシリーズで、好評のキャリングケースやケーブルクリップを付属し、有線ピヤホン2で評価の高いマイク付きリモコンケーブルを採用している。

【ピエール中野氏のコメント】
イヤモニ国内アーティスト使用率No.1メーカー『FitEar』とのコラボが実現しました。思えば、ポータブルオーディオに目覚めたのは、イヤモニメーカーが一般向けに開発したイヤホンのおかげでした。

有線ピヤホン1は初めて作った有線イヤホンであり、解像度と定位に特に注力し、パッと聴いてすぐに違いのわかる音を目指してチューニングしました。その結果、イヤホン専門店で年間売上数量1位になり、その後のピヤホン開発において大きな自信を得ることとなりました。

一方で、賛否が多くあったのも事実です。「オーディオ的に本当に優れているイヤホンなのだろうか?」、「もっとこのポテンシャルを引き出せる方法があるのではないか」と、考えていたところ、別件で打ち合わせをしていた『FitEar』代表の須山さんから提案を頂き、いくつかのサンプルパターンをテスト。結果として、誰もが驚くような音質を実現し、別格のイヤホンに生まれ変わりました。

フラッグシップの有線ピヤホン3に続く、相応しいモデルです。有線ピヤホン4、ぜひ自分の耳で、感覚で、実際に聴いて、判断してみてください。ピエール中野は本気(ガチ)です。

【FitEar代表 須山氏のコメント】
ポータブルオーディオはその名の通り持ち運んで通勤や通学、カフェや図書館などどこでも音楽を楽しむことができるライフスタイルですが、機材購入というハードルがあることも否めません。

その一歩を踏み出すきっかけは、イヤホンで音が変わる面白さに気づくこと。それを仕掛けたのがご存知ピエール中野さんとHi-Unitさんのタッグ。

音質バランスと手に入れやすいプライスのバランスをとことん考え抜いたピヤホンは、ポータブルオーディオへの間口を大きく広げてくれました。

本当にたくさんの方がポータブルオーディオのパートナーとされているピヤホンで、より幅広い音楽が楽しめないか。

ピエール中野さん監修の元、今回チューニングに関わることができたのは嬉しい限りです!

HSE-A5000PN-Fの主な仕様
ドライバーユニット:10 mm高磁力マグネット
インピーダンス:16Ω
出力音圧レベル:96dB
再生周波数帯域:20Hz~20kHz
最大入力:5mW
マイク:1ボタンリモコンマイク
コード長さ:120cm
プラグ:3.5mmステレオミニプラグ
付属品:イヤーピース4サイズ(XS/S/M/L)各1ペア、オリジナルキャリングケース、オリジナルケーブルクリップ、保証書

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