Timelord/604
タイムロード・ブースでは、先般、取り扱い開始のアナウンスをしたLake People社が擁する、ヘッドホンブランド「Seaside(シーサイド)」、ヘッドホンアンプブランド「Violectric」、およびヘッドホンアンプのよりハイエンド向けとなるブランド「Niimbus(ニンバス)」などの製品を、前回のヘッドフォン祭同様に、重点展示していた。
Audio-Technica/605
オーディオテクニカは、ヘッドフォン祭のポスターにも採用された、超弩級のヘッドホンアンプ「鳴神」を、まるまる一部屋を使って展示。入口には、鳴神に搭載した各種パーツの展示も行なわれていた。
アユート/605B
アユートは、ヘッドフォン祭直前に大挙して発表した新製品群を一堂に展示。Astell&Kernの出力強化DAP・KANNシリーズの最新モデル「KANN ULTRA」、無線・有線両対応のポータブルUSB DAC「AK-HB1」、完全ワイヤレスイヤホン「AK UW100MKII」などなどが揃っており、来場者の耳目を集めていた。
GREEN FUNDING/605C
グリーンファンディング・ブースでは、メガネフレームに骨伝導ユニットを取り付けることで、メガネをかけながら音楽が楽しめるという、最近流行のながら聴きを実現する2in1の「GLASSHORN」を展示。11月にクラファンを開始予定という。メガネフレームはサングラスタイプ、通常のメガネタイプが選べる仕様。鯖江メイドになるそうだ。フレームが3、4万円、骨伝導ユニットが2.5万円ほどになるそう。
コペックジャパン/605C
コペックジャパンでは、取り扱いCayinブランドの30周年記念モデルもひと段落し、現行品が一堂に展示されていた。30周年記念DAP「Cayin N30LE」(300台限定)は完売したそうで、そのDAPとユニークメロディのイヤホン「Amber Pearl」をセットにした世界限定99台の「Cayin N30LE × Amber Pearl」(199万円)も、すでに市中在庫のみという。DAP「Cayin N3Pro」の音質向上モデルが年内にアナウンスされる予定という。
完実電気ブース/606
完実電気は、ほかよりも少し広い角部屋を使って、取り扱いブランドを一堂に展示していた。注目は、アンプ・ヘッドホンブランド「LTA」とヘッドホンブランド「Warwick Acoustics」。LTAは2015年創業の若いブランドで、社名はリニア・チューブ・オーディオの頭文字。つまり真空管を使ったアンプの開発・設計・生産を行なう会社、ということだ。会場には、同社オリジナルのアンプ技術「ZOLT Technology」を搭載したヘッドホンアンプ「Z10e」を展示。これは、静電型ヘッドホン・ドライバーも兼ねている製品ということで、Audezeの宣伝型へッドホン「CRBN」を組み合わせたデモを行なっていた。静寂の中からクリアな音楽がリアルに聴こえてくるような、S/Nの高いサウンドが楽しめた。出力トランスを使用しない、高電圧駆動、250kHzへアップサンプリングすることによって歪とノイズを低減する、などのフィーチャーを備えている。スタックス製のイヤースピーカーとの接続互換性もあるという。
Warwick Acousticsは、LTAと同じく、今月末に完実電気に業務移管されたブランドで、2018年より現社名となったヘッドホンメーカー。会場には前ブランド時の人気モデル「SONOMA Model ONE」をアップデートした「Bravura」(ブラボーの英語)が展示されていた。独自の振動板(HPEL)に改良を行なうことで、特性を12dB改善したのが一番のポイントになる。価格はシルバーが30万円前後、ブラックは35万円前後になる模様。専用のヘッドホンアンプ「SONOMA 1」のセット版もあり(SONOMA 1の仕様は前モデルと同等)シルバーモデルで90万円前後を想定しているそうだ。
FOSTEX/606
フォステクスは、606ルームに入ってすぐのところにブースを構え、ラインナップするヘッドホンを多数展示・試聴を提供していた。中でも、ヘッドフォン祭当日に販売開始した創立50周年モデル「TH616」や、同じく記念モデル「T60RP 50TH ANNIVERSARY」(11月上旬発売)は人気が高く、展示する間もないほど、次々とやってくる来場者の試聴に提供されていた。