ハーマンインターナショナルは9月13日、都内で今秋以降の発売を予定している製品を一堂に集めた内覧会「HARMAN ExPLORE 2023『秋季新製品内覧会』」を開催した。同会は、3年連続・4回目の開催となるそうで、同社が取り扱う製品カテゴリー――車、業務用、家庭用を網羅した、全160製品以上が展示されていた。また、イベントタイトルの通り、今後発売が予定されている製品の展示(参考展示)も数多くあり、オーディオファンにとっては、これから年末へ向けての楽しみも倍化するのではないか(財布のひもが緩む!)、と言えるほどの陣容を誇っていた。ここでは主に、ワイヤレスイヤホン&ヘッドホン、パーティスピーカーなどについて紹介したい。

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完全ワイヤレスイヤホン「JBL SOUNDGEAR SENSE」

画像: 完全ワイヤレスイヤホン「JBL SOUNDGEAR SENSE」

 JBLではワイヤレスイヤホン&ヘッドホンを多数ラインナップしており、今年3月に発売した同ブランドの完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「JBL TOUR PRO2」は、国内出荷4万台を数え、シェア5%を獲得する人気を博しているという。その勢いを駆って登場するのが、これまた近年のトレンドもあるオープンタイプ(耳掛け式)の完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDGEAR SENSE」だ。写真を見て分かるように、フックで耳に掛けるタイプのワイヤレスイヤホンとなる。フック部分は可動式なので装着も楽々。ユニット部分も、上下に可動するので、耳穴への位置合わせもしやすくなっている。別稿で詳しいリポートを掲載する予定だが、室内ではあまり音量を上げなくても普通に聴くことができるし、周囲の状況の把握も行なえる。装着して音楽を聴きながらの会話もできるので(骨伝導のように、音楽と会話が混じらないので聴き取りやすい)、常時装着での使い勝手もよかった。通勤電車(騒音地獄の田園都市線)の中でも、さすがに室内よりは音量を上げないといけないが、きちんと歌詞やメロディを聴き取れ、音漏れも気にならない程度なので、バーサタイルに使える製品と言えるだろう。秋口の発売を予定していて、価格は¥22,000前後ということだ。

完全ワイヤレスイヤホン「JBL TUOR PRO2 限定色【聴色(ゆるしいろ】」

画像: 完全ワイヤレスイヤホン「JBL TUOR PRO2 限定色【聴色(ゆるしいろ】」

 上の稿で紹介した完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「JBL TOUR PRO2」の日本国内限定のカラーバリエーションモデル。あまり聴き馴染みのない「聴色(ゆるしいろ」とは淡い紅色だそうで、感覚としては少し明るめのピンクといった印象。こちらも秋口の発売を予定。価格は現行モデルと同じとか(¥33,000前後)。

ワイヤレスヘッドホン「JBL TOUR ONE M2」

画像: ワイヤレスヘッドホン「JBL TOUR ONE M2」

 JBLブランドのワイヤレスヘッドホンのフラッグシップとなるのが本「JBL TOUR ONE M2」だ。型番から分かるように、2021年発売の「TOUR ONE」の後継機であり、今春発売の「TOUR PRO2」と並ぶフラッグシップになる製品という。ハイレゾ認証モデルであり、パーソナライズ機能やノイキャンなども搭載する。次世代コーデック「LE Audio」レディの製品でもある。この記事を書いている間に発表され、発売は9月22日、価格は¥39,600(税込)とアナウンスされている。

ワイヤレススピーカー「JBL AUTHENTICS 200/300」

画像: ワイヤレススピーカー「JBL AUTHENTICS 200/300」

 Bluetoothに加え、Wi-Fiでの接続にも対応したワイヤレススピーカー。同ブランドLシリーズのスピーカーを彷彿とさせるブロック型のカバーが付く(脱着不可)。ユニットは3ウェイで、ドルビーアトモスにも対応するという。バッテリー内蔵なので、屋外への持ち運びも可(防水仕様ではない)。なお、Wi-Fiに対応しているので、同社サウンドバーとの組み合わせも可能で、ホームシアターではリアスピーカーにあて、寝室や書斎ではBluetoothスピーカー、という使い分けも楽しめるだろう。価格は200が¥50,000前後、300は¥66,000前後を想定しているそうだ。

ポータブルスピーカー「JBL BOOMBOX3 WiFi」

画像: ポータブルスピーカー「JBL BOOMBOX3 WiFi」

 屋外に持ち出すポータブルタイプのワイヤレススピーカーも、上で紹介したAUTHENTICSと同じように、BlueettohとWi-Fiの二刀流をサポート。こちらも3ウェイの仕様で、ドルビーアトモスにも対応するという。バッテリー内蔵で最大24時間の駆動が可能。価格は¥80,000前後を想定しているそう。左は、いわゆるBluetoothスピーカーサイズの製品。型番は「CHARGE 5 WiFi」。こちらもWi-Fiに対応しており、JBLではBluetooth環境、Wi-Fi環境、両者で使える製品を、続々と発表してきた(囲い込みが得意な国内メーカーも見習ってほしい)。価格は¥33,000前後を想定しているそうだ。

アクティブ・パーティースピーカー「JBL PARTYBOX ENCORE」

画像1: アクティブ・パーティースピーカー「JBL PARTYBOX ENCORE」

 大音量の出せるパーティスピーカーは近年国内でも順調に推移しているそうで、文教用途や選挙演説などなど、多彩な用途があるのだという。写真の「PARTYBOX ENCORE」は、現行「PARTYBOX ENCORE ESSENTIAL」のラインナップモデルになるそうで、オール金属製のワイヤレスマイクの付属がニューになるという。Bluetoothで接続するそうで、スピーカー1台にはマイク1台の組み合わせになるそうだ(2台の接続ができないので、デュエット用途には使えない…ということだ)。マイクの単品発売も検討中とか。価格は¥33,000前後になるという。

画像2: アクティブ・パーティースピーカー「JBL PARTYBOX ENCORE」

Bluetoothスピーカー/アクティブ・スピーカー Harman/Kardon

画像1: Bluetoothスピーカー/アクティブ・スピーカー Harman/Kardon

 今年創業70周年を迎えるHarman/Kardonブランドからも、Bluetoothスピーカー/アクティブ・スピーカージャンルの新製品が多数、参考展示されていた。半透明のBluetoothスピーカー「AURA STUDIO3」のブラックエディション「AURA STUDIO4」、ハンドル付のポータブルBluetoothスピーカー「GO+PLAY3」(このシリーズは日本初登場とか)、スピーカーシステム「SOUNDSTICKS4」の、こちらもブラックエディションとなる「SOUNDSTICKS4 BLACK」、Bluetoothスピーカーでは珍しい横型の「LUNA」などなど。JBL同じく秋口の発売を予定しているということだ。

画像2: Bluetoothスピーカー/アクティブ・スピーカー Harman/Kardon
画像3: Bluetoothスピーカー/アクティブ・スピーカー Harman/Kardon
画像4: Bluetoothスピーカー/アクティブ・スピーカー Harman/Kardon
画像5: Bluetoothスピーカー/アクティブ・スピーカー Harman/Kardon
画像6: Bluetoothスピーカー/アクティブ・スピーカー Harman/Kardon

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