ウォルト・ディズニー・ジャパンは、メイキング・ドキュメンタリー『ジブリパークができるまで。[第1期]』を、9月6日(水)に“ジブリがいっぱいCOLLECTIONスペシャル”として発売した。
ブルーレイ(4枚組)は¥14,080(税込)、DVD(4枚組)は¥10,560(税込)で発売、DVDレンタルも開始している。また、「ジブリがいっぱいCOLLECTION」のラインナップとしては、初めてデジタル配信(購入/レンタル)もスタートする。
2022年11月にオープンしたジブリパークは、本物にこだわった空間づくりがポイントだ。本作には、宮崎吾朗監督の高い要求に、多くのプロフェッショナルが持てる技術力を駆使して応える様子が多く収められており、見ごたえ充分だ。
例えば、「どんどこ森」に建つ「サツキとメイの家」の裏山の頂上には「どんどこ堂」というトトロの姿を模した遊具が作られた。どんどこ堂は自然に還る素材で造りたいという吾朗監督の要望に応えて、主に愛知県産の木材で造られた構造部分に、左官仕事によって土壁が塗られていく。その最後には、一度始めたら塗り終わるまでは中断できない “仕上げ塗り” という作業が必要。ここでの左官職人の誇りをかけた仕事ぶりは必見です!
また「ジブリの大倉庫」にある「となりのトトロ」の世界を表現した「ネコバスルーム」。そこに置かれたネコバスがどのようにして作り上げられたのか、搬入作業中に台車が壊れてしまうほどの重量があるネコバスがどのようにして設置されたのかなど、実に興味深い。
ジブリパークに足を運んだ方も、これから行ってみたいと考えている方も、『ジブリパークができるまで。[第1期]』を見ておくと、その素晴らしさが再認識できること間違いなし。ボリュウムのある内容だが、ぜひ一度ご覧いただきたい。
『ジブリパークができるまで。[第1期]』
ブルーレイ、DVD発売中、デジタル配信中(購入/レンタル)
2022年11月1日に、愛知県にある「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内に開園した「ジブリパーク」。その構想から、第1期開園までの制作過程を詳細にとらえたメイキング・ドキュメンタリー。ジブリパークの3つのエリア「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の制作風景を中心に、撮影期間1,000日以上にも及ぶ壮大な記録を[第1期]として全13話、6時間を超える本編にまとめ4枚のディスクに収録。●発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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