VAIOは、PC周辺領域における新たな事業として、中古パソコンを自前で整備して販売する「VAIO認定整備済PC事業」を始めると発表した。本日より受注を開始する(販路は同社直販ストア)。

 ソニーから独立してVAIOとなって以降、法人向けのPC(ノートPC)の販売は好調だそうで、比較的程度のいい中古PCの入手が容易になったこと、また、ユーザーニーズの変化(中古品への需要の高まり)を受け、量産・修理工場が一体化しているVAIOならでは価値を添えて今回、新たな事業としてVAIO認定整備済PC事業を開始する、ということになる。

 つまり、量産・修理工場が一体化していることから、中古品に対しても、外装や内部のパーツ、重要なバッテリーなどをきっちりと整備することができ、結果として新品に近い品質・状態にして市場に提供することが可能ということが特色となる。

 そのためには、整備対象となるモデルを比較的新しい世代の製品(対象モデルは、3世代前以降の製品)に限ることになるが、きちんと保証も付くし、新品に近い状態になるという価値=プレミアを提供できることから、ユーザー(特にVAIOに魅力を感じているユーザー)の購買意欲も刺激できるし、一般的な中古モデルよりも高め(2~3万円ほど)の価格を設定できることも、メーカーにとってはメリットとなる、としている。

 事業計画としては、本年度(2023年度)は、まずは個人向けの販売に絞り、事業の立ち上げ、認知拡大、運用体制の充足が主な展望となるが、来年度は新製品とのシナジーを高め、さらに2年後の2025年度には法人向けの販売にも販路を拡大したいとしている。初年度の目標は月産30~50台、2025年度には1000台を掲げている。

 なお、現状VAIO認定整備済PCの取り扱いモデルとして紹介されているのは、2020年製の「VAIO SX14」で¥117,800(税込)、同「VAIO S12」で¥102,800(税込)となっている。

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