クリエイティブメディアから、早くもブランドの第2弾となる骨伝導式のワイヤレスヘッドセット「Creative Outlier Free Pro+」、および「Creative Outlier Free+」が本日発売された。

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 新製品の特徴については上の記事を参照いただくとして、一番のポイントは骨伝導のユニット部分(アクチュエーター)が可動式となり、耳に被せるような装着が可能になったこと。ここでは上位モデルのOutlier Free Pro+(MP3プレーヤー機能を内蔵)を使ってのインプレッションを、簡潔に紹介してみたい。

 形状やデザインは、前モデルOutlier Free Proと同等。新製品ではカラーバリエーションが追加され、本体はツートンで2種類が用意されるようになった。試聴機は、スポーティなイメージのオレンジ+ミッドナイトブルーという配色だ。

画像2: 骨伝導ヘッドセット初心者にも好適な「Creative Outlier Free Pro+」。ユニット部分が動いて装着性や聴き取りやすさをアップ。音質も向上している
画像: ユニット部分がクイっと、後ろに曲がる

ユニット部分がクイっと、後ろに曲がる

 使い方は前モデルと同じ。電源ONは、右側に装着された物理ボタンの真ん中にある「M」を2秒押し込む。音声ガイダンスが流れるが、これも前モデル同様になぜか怒った雰囲気のセリフとなる(笑)。プレーヤーとの接続(Bluetooth)は、電源ON時に、Mボタンを5秒押し続けるとペアリングモードになるので、その状態でプレーヤーのBluetooth操作をしてやればOKだ(きちんと「Outlier Free Pro+」と機器名が表示される)。

 今回は、Astell&KernのDAP「A&ultima SP1000」と組み合わせてみたが、その音質の変化にびっくり。製品の外観はほぼ変わっていないので、音質も同じかと思いきや、前モデルで気になった音の軽さは解消され(SBCだけど)、重心の下がった密度感のあるサウンドが楽しめるようになっていた。同時に、響き感や細かい音の再現性も向上しているようで、ハイレゾコンテンツでは豊かな響きと、音の消え際の余韻もより味わえるようになっていた。定位感のよさは前モデルを継承していて、おでこのあたりに音像が浮かび上がってくるのが心地よい。

 そして、新製品の特徴でもある可動式のユニットの効果は大きかった。指先をクイっと曲げる感じで、ユニット部分が後ろに曲がるようになっており、曲げるとそのユニット部分がちょうど耳穴の上に来るようになる。オンイヤー型のヘッドホンを中空で浮かしているような感覚だ。こうすると、音の聴こえが断然良くなり(音量を倍以上に挙げたような効果がある)、多少うるさい場所でも再生中の楽曲がきちんと聴こえてくるようになる。

右が今回の新製品。記事中で紹介しているように、装着性だけでなく、音質もかなりの向上を果たしている

 試しに会社の前、環八沿いの歩道を歩いてみたが、車の走行音にかき消されることなく、きちんと音楽が聴きとれた。今回の新製品は、ノイキャン機能はないものの、装着性や音質、聴こえ方が各段に進化していることもあって、骨伝導モデルが気になっている方、初めての方には、便利な製品と言えるだろう。

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