清瀬汐希が初主演を果たした映画『月下香』の大ヒット御礼舞台挨拶が11月6日(日)、シネ・リーブル池袋で行なわれ、主演・清瀬汐希に加え、共演の高橋成美、脚本の乃木リリー、本編でドローン操作を担当した市川範之、そして淵澤由樹監督らが登壇した。
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普段はアナウンサーをしているという淵澤監督は、「一昨年作った映画を本作のプロデューサーに観てもらった時に、実は…と切り出されて本作の監督をオファーされたんです。商業映画の監督として声がかかったことがすごくうれしくて! 役者さんたちと組むのも初めてでしたし、清ちゃん(清瀬)も映画初出演だし、みんなが初めて尽くしの中、努力して、自分が出せる精一杯のことをやって作り上げた作品になりました。未熟な点もあったかと思いますが、みんなの意欲をくみ取ってほしいです」と、笑顔でコメント。盛況な東京上映を経て、これから始まる地方への上映に向けて、意気込みも新たにしていた。
また、本作が女優デビュー・映画デビューとなった元フィギュアスケートペア選手だった高橋成美は「役者デビュー、スクリーンデビューということで、不安な気持ち、うれしい気持ち、たくさんの気持ちを感じていました。けど、現場に入ってみると、温かいサポートを受けることができて! (お芝居は)自分でも上出来だったんじゃないかなって思います」と自信たっぷりにコメント。
それを受けて監督からは、「(高橋さんは)すごくまじめで、さすが元オリンピック選手って思いました。努力が違うじゃないですか、本当にストイックなんです。高橋さんに演じてもらった役は、とにかく陽気であっけらかんとしているので、もっとあっけらかんとしてほしいと要望を出すと、次はその通りにやってくれるんです。やはり、スポーツ選手は勘がすごくいいなって思いましたね」と褒めると高橋は、「いやぁ、影の努力が趣味なので」と、おどける場面も見られた。
そして、本作で主演の大役を果たした清瀬は、「2度目の舞台挨拶ですけど、やはり緊張しますね。今回は、初主演・W主演ということで、ものすごい緊張感の中、皆さんに支えられて完成した作品だと思っています。東京での上映を皮切りに、これから全国へ展開していきます。いろんな場所で上映できたらなっていうのが私の一番の夢になります。皆さんも一緒に盛り上げていただけたらすごくうれしいです。よろしくお願いします」と愛らしく挨拶していた。
トークコーナーで、初主演の苦労を聞かれた清瀬は、「お芝居もたいへんでしたけど、監督がアナウンサーさんでもあることから、発音(アクセント)にはたくさん注意をもらいました」とか。生まれは神奈川というが、「子供のころに京都に住んでいたことがあって、どうしても京都っぽいアクセントが混じってきてしまうんです。甘いとかポケットとかのセリフでそれが出やすくて、読み合わせの時から違う違うって言われていたんです。現場ではそれに注意して頑張ったので、自分としてはうまくできたと思います」。
それを聞いた監督からは、ここだけの話ということで「実は、ラジオ収録のシーンで、“甘い”のアクセントがおかしくて、使いたい映像のほうが違っていたので、使っていないカットから音声を抜き出してOKカットに貼り付けているんです」という、驚きの事実も明かされていた。
また、劇中では重要なアイテムにもなっている清瀬のヌード画について、清瀬自身もその出来栄えに感動し、欲しいと熱望していたことを受け、サプライズで清瀬本人にプレゼントされることも発表された。
なお、イベント終了後には、本作で女優デビューを果たした高橋成美の囲みも行なわれた。その模様は後日、本稿に追記します。
映画『月下香』
10月28日(金)よりシネ・リーブル池袋ほかにて全国公開
<キャスト>
清瀬汐希 松井健太 松本博之 中西悠綺 小野島徹 関口まなと 高橋成美 風祭ゆき 小松みゆき 阿部祐二 木村祐一 他
<スタッフ>
監督:淵澤由樹 脚本:乃木リリー 撮影:原田摩利 製作:映画『月下香』製作委員会 製作協力:TM JAPAN 一般財団法人日本映画振興財団 制作・配給・宣伝:テンダープロ
(C)2022映画『月下香』製作委員会