カナルワークスから、インイヤーモニター(IEM)の新製品として、カスタム仕様の「CW-L17LM」、およびユニバーサル仕様の「CW-U17LM」が発表された。

●カスタムIEM「CW-L17LM」
 オープン価格 直販サイト価格¥124,300(税込、別途耳型採取費用が必要)
 10月14日発売
 受注生産品

●ユニバーサルIEM「CW-U17LM」が発表され
 オープン価格 直販サイト価格¥84,700(税込)
 11月中旬発売

 同社では、今年の春に高域をクアッドドライブ化した2Way6Driverモデルの「CW-L17QD」を発売しており、これは特に音楽リスナーから好評を得た製品になったという。

 一方、ミュージシャンや音響エンジニア等音楽制作側のユーザーから好評を得たもう一つのチューニングモデルが、今回発表のCW-L17LMになるそうで、CW-L17QDの特性から中低域を数dB増強しているのが特徴となる。ステージでの使用や、ロック、ポップスを中心に聴くユーザーに適したチューニングになっているそうだ。9月に行なわれたヘッドフォン祭の会場でも展示されていた。

CW-L17LMの主な特徴
●シンプルな2Wayモデルで最高のクォリティを目指し、高域のドライバーに超小型のクアッドバランスドアーマチュア(BA)ドライバー、低域にデュアルバランスドアーマチュアドライバーの合計6ドライバー構成を採用。ワイドレンジなサウンドを実現。

 結果として、CW-L17QDから中低域を増強することになり、ベース、バスドラムからボーカルの音がしっかり前に出てくるようになって、ライブのような迫力を感じられるようになるということだ。

●超小型のBAドライバーユニット4基を一つにまとめたクアッドBAドライバーを高域に採用。これによりドライバー1基当たりの負荷を下げ、ひずみ感の少ない艶やかな高域を実現。また、低域にはベント装備による高能率で、かつ音響フィルターを内蔵した低音専用設計のデュアルバランスドアーマチュアドライバーを採用している。

●商品の仕様は、ユーザーの好みに合わせて、シェルカラー、フェイスプレートカラー、スペシャルフィニッシュ、Bluetoothを含むケーブル仕様などを多彩なオプションから選択可能。

CW-U17LMの主な特徴
●カスタムモデルのCW-L17LMと同じ構成ながら、耳型採取の手間が要らないユニバーサルモデル。高域用クアッドドライバーと低域用デュアルドライバのー構成により、シングルノズルのコンパクトな音響アッセンブリを実現、6ドライバー構成ながら耳の小さな方、耳道の細い方にも快適な装着感を得られるようにしている。

●カスタムIEMを連想させるデザインで、カスタムと同じように一つ一つハンドメイドで製作。

●アルミ削り出し加工による高精度ノズル

●ケーブルはユニバーサル用に耳掛け部分のメモリーワイヤーの代わりに、耳当たりの優しいカール処理を施した新ケーブルを採用。皮脂などによる変色にも強くしている。本体側のプラグはカスタム版と同じく2Pin仕様でケーブル断線時の交換も可能。

CW-L17LMの主な仕様
構成:2ウェイ6ドライバー( Hi×4、Lo×2)
インピーダンス:38Ω
感度:123dB
付属品:セミハードケース、クリーニングツール、クリーニングクロス

CW-U17LMの主な仕様
構成:2ウェイ6ドライバー( Hi×4、 Lo×2)
インピーダンス:38Ω
感度:123dB
付属品:セミハードケース、イヤーチップ(S,M,L)

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