リアルアシストから、Kineraの新製品として、トリブリット・イン・イヤー・モニター「Hodur」(ホデゥール)、およびマイク付きプラグ・スイッチ式のリケーブル「Gramr」 (グラムス)が9月10日に発売される。価格はHodurが¥47,800(税込)、Gramrは¥8,700(税込)となる。
Hodurは、同ブランドのハイエンドモデル」「Baldr」の開発過程で培ったESTドライバー技術を運用し、Kinera得意のダイナミック型+BA(バランスド・アーマチュア)型の構成に、ESTを組み合わせた3ドライバー(トリブリッド)とした製品。
ダイナミック型は口径10mmのデュアルテスラマグネット+複合ダイアフラム搭載タイプ。BAはKineraカスタム仕様にて、さらに超高域を担当する小型のESTを組み合わせ、再生周波数帯域は実に40kHzまでを誇る。
シェルは、Kinera初の金属仕様にて、航空機グレードのアルミ合金を採用し、それをCNC削り出しにて成型。表面には、微かに光る石が散りばめられているなど、映えを意識したデザインにまとめられている。
ケーブルは脱着が可能で、コネクターはカスタム2ピン、プラグは交換式にて、3.5mm/4.4mmを備えたスイッチング・ジャック式となる。ケーブルはOCC+OCCシルバー・プレイテッドのハイブリット・ケーブルだ。その音調は、Kineraらしいもので、ソリッドで突き抜ける高域と、安定した低域が楽しめるようにチューニングされているという。
なお、日本向けでは、メインカラーの「ブラック・アンド・ブルー」のみの取り扱いとなる。
Hodurの主な仕様
ドライバー:1DD+1BA+1ES
再生周波数帯域:5Hz~40kHz
インピーダンス:8Ω
感度:106dB+-1b
ケーブル:OCC+OCCシルバー・プレイテッドハイブリット・ケーブル
コネクター:0.78 2PIN
プラグ:3.5mm/4.4mmスイッチング・ジャック
一方のGramrは、お気に入りのIEMに、マイク機能をプラスしたいというユーザーの要望に応えた、マイク機能を脱着できるリケーブルとなる。
コネクター部分がトライポッドのような形状をしており、IEM接続用のコネクターと、マイク接続用のコネクターを備えているのが特徴。IEM用はカスタム2ピンと、MMCXをラインナップする。マイク自体はMMCXに似た端子に接続することで使えるようになる、という仕組みだ。
ケーブル単体としてもハイグレードな仕様となっており、シルバー・プレイテッド OFCを採用し、取り回しやすい素材でまとめられている。プラグはこちらも着脱式で、4.4mmバランス/3.5mmアンバランスが付属する。
Gramrの主な仕様
素材:OFCシルバー・プレーテッド・コーティング
組方: 2コア 0.05mm*95撚り、250Dナイロン PVC皮膜
コネクター:MMCX or 0.78 2Pin
プラグ:4.4mmバランス/3.5mmアンバランス付属、プラグ脱着式(4PIN)
マイク:脱着式
プラグ素材:金メッキ銅
プラグカバー:アルミ合金
ケーブル長:122cm+-2cm