補聴器専門店「補聴器のリケン」グループのヒヤリング・ディストリビュータ・ジャパンは、明日6月7日に、日本初上陸となる、体験型の聴覚センター(店舗)「リケン補聴器センター ワールド・オブ・ヒヤリング」を中目黒にオープンする。その前日となる6月6日には、報道陣向けの内見会が行なわれた。

 同店舗は、耳の聴こえ方に問題・悩みを持つ人(難聴)だけでなく、その家族・友人とともに、その人の聴こえの問題をその場で体験できることを目指した体験型の聴覚ケアセンター。「ワールド・オブ・ヒヤリング」とは、グローバルで聴覚ケアソリューション事業を行なっているソノヴァが展開する、次世代型の聴覚ケアセンターの総称であり、国内ではソノヴァのグループ企業である、ヒヤリング・ディストリビュータ・ジャパンが運営を担当している。

 現在、同コンセプトの店舗は世界12か国で展開されているそうで、アジアでは上海(今年2月オープン)についで2店舗めになるという。ちなみに、通常の補聴器専門店「リケン補聴器センター」(測定や機器の調整、クリーニングなどをしてくれる)は、全国に100店舗以上を構えているそうだ。

 さて、新店舗のリケン補聴器センターワールド・オブ・ヒヤリングは大きく2つの特徴があり、一つはタブレットを使って自身の聞こえの状態をチェックできる「セルフリスニングルーム」の設置。一つは、さまざまな状況下を想定し、聴こえの体験ができる「エクスペリエンスルーム」となる。

画像: セルフリスニングルーム。タブレットを操作しながら自分の聴こえの状況を確認できる

セルフリスニングルーム。タブレットを操作しながら自分の聴こえの状況を確認できる

 このエクスペリエンスルームは、難聴の人がどのように周囲の音を聴いているのかを、家族や友人が体験できる(どのように困っているのかを、周囲の人にも体験し、理解してもらう)のが大きな特徴だが、さらに、難聴の人が、補聴器を装着した状態でどのように聴こえ方が変わるのかの体験もできるし(片耳、両耳の装着状態についても切り替えで体験できる)、上述したセルフリスニングルームで測定した聴こえの状態を再現し、体験することもできるようになっている。

画像: エクスペリエンスルーム

エクスペリエンスルーム

画像: セルフリスニングルームで測定したユーザーの聴こえ方の状況を再現したり、補聴器を装着した場合の聴こえ方などなど、さまざまな聴こえの状態を体験できるようになっている。写真の機材は上から、補聴器、耳栓、ワイヤレス式の補聴器

セルフリスニングルームで測定したユーザーの聴こえ方の状況を再現したり、補聴器を装着した場合の聴こえ方などなど、さまざまな聴こえの状態を体験できるようになっている。写真の機材は上から、補聴器、耳栓、ワイヤレス式の補聴器

 そのほか、用途に合わせた耳栓・各種補聴器の展示・説明、あるいは、この3月にゼンハイザーよりソノヴァへ事業譲渡(ソノヴァグループ入りした)された、ゼンハイザーの家庭用製品(コンシューマ部門)の完全ワイヤレスイヤホン、ヘッドホンの展示・試聴・購入といったスペースも用意されている。もちろん、リケン補聴器センターで行なっている補聴器販売における、聴力測定、機器の調整、カウンセリング、補聴器のメンテナンスといった作業も、同店舗で可能となっている。

画像: 聴覚ケアに関するさまざまな製品を展示するコーナー。左から各種耳栓、補聴器、補聴器(重度難聴者、子供用)という展示。製品を持ち上げると、画面に説明が表示される

聴覚ケアに関するさまざまな製品を展示するコーナー。左から各種耳栓、補聴器、補聴器(重度難聴者、子供用)という展示。製品を持ち上げると、画面に説明が表示される

画像: グループ入りしたゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホン、有線ヘッドホンなどが展示されており、試聴・購入も可能

グループ入りしたゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホン、有線ヘッドホンなどが展示されており、試聴・購入も可能

 立地もよく、店舗は中目黒駅から徒歩5分ほどの駅近であり、聴こえの問題を抱えた人だけでなく、その家族も含めて気軽に立ち寄ってほしい、としている。

画像: 店舗奥にある聴覚検査室の内部。防音構造になっている

店舗奥にある聴覚検査室の内部。防音構造になっている

画像: 店舗に入ってすぐ左には、補聴器のメンテナンスルームがある。写真は、補聴器の性能をチェックする機械。検査、掃除などは15分ほどで終了するという

店舗に入ってすぐ左には、補聴器のメンテナンスルームがある。写真は、補聴器の性能をチェックする機械。検査、掃除などは15分ほどで終了するという

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