太鼓芸能集団「鼓童」が昨年(2021年)、創立40周年を記念したツアー第三弾として公演した作品「童」を全編収録したDVD「ワン・アース・ツアー~童」が、発売された。

画像: 撮影:岡本隆史

撮影:岡本隆史

 鼓童は、1981年ベルリン芸術祭で鮮烈なデビューを果たし、以来、公演数は世界53の国と地域で6,500回以上を数えている。太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見出し、現代への再創造を試みる活動を続けており、劇場公演のほか、小中高校生との交流を目的とした「交流学校公演」、あるいはワールドミュージック・クラシック・ジャズ・ロック・ダンスパフォーマンスなど、異なるジャンルの優れたアーティストとも積極的に交流を図り、世界各地において様々な形で太鼓文化の普及と発展に努めきている。

 今回発売のDVD「~童」は、第一弾として上演されDVD化された作品「鼓」との二連作となっているそうで、「鼓」が太鼓を際立たせていることに対し、「童」は人を際立たせており、主に鼓童の本拠地〈佐渡〉が作品のテーマとなっているという。

<メンバーコメント>
船橋裕一郎(太鼓芸能集団鼓童代表、「童」演出)
全国多くのお客様より喜びの声を頂戴いたしました「童」がDVD化されます。本収録は初演時、私たちの拠点であり本作のテーマとなっている佐渡にて収録されました。それだけに演奏者の高い緊張感と気合い漲る中での収録となりました。

そしてコロナ禍によりお客様の前で演奏できる機会が少なくなる中で、ようやく本番を迎えた喜びは何にも変えがたいものとなりました。佐渡島は豊かな自然と歴史の中で独特の文化が育まれ、多種多彩な芸能も身近に存在します。私たちは佐渡に暮らし、多くの方々の話に耳を傾け、繋がり、学び、創作に取り組み、本作も個性溢れる新たな楽曲が多く生まれました。一方で各地での旅の中で生身の身体を通して生の音を各地に届けることも、私たちの営みであり、現地に赴き様々な出会いがあり、新たな表現が生まれ続けています。

自然災害、感染症の蔓延、戦争など昨今の社会情勢は何気ない日常の脆さとともにその尊さを改めて実感させられます。命の音(リズム)、魂の躍動。太鼓の響きが世界中の人々の活力の一助となりますよう「童」に込められた思いを今日精一杯の一打に込めました。様々な角度から演奏者の真剣な眼差し、笑顔、汗、身体の細かな動き、そして太鼓はもちろん様々な楽器、唄も踊りも笑い? も盛り込まれた多種多彩なプログラムとなりました最新作「童」をDVDでもお楽しみいただけたら幸いです。

DVD「ワン・アース・ツアー~童」情報
演出:船橋裕一郎
収録曲:聲、三宅、二和加、南風、海鳴り、神歌、興、独奏、いのち、大太鼓、屋台囃子、興(アンコ-ル)
収録:2021年9月18日アミューズメント佐渡
発売日:2022年5月14日
価格:¥4,500(税込)
メディア:DVD
時間:93分
リージョンコード:ALL(全世界)
フォーマット:Color、NTSC
音声仕様:ステレオ
製品番号:OD-036
販売元:音大工
販売場所:鼓童オンラインストア(http://store.kodo.or.jp/)、各公演物販コーナー

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