カナルワークス、2ウェイ6ドライバーを搭載したカスタムIEM、ユニバーサルIEMの新製品を5月下旬に発売。Bluetoothモデルもあり

　カナルワークスから、カスタムIEM、ユニバーサルIEMの新製品4モデルが発表された。それぞれの型番と市場想定価格は以下の通り。すべて5月下旬の発売を予定している。

●2ウェイ6ドライバー カスタムIEM：CW-L17QD　市場想定価格￥119,900（税込、受注生産）
●2ウェイ6ドライバー ユニバーサルIEM：CW-S17QD　市場想定価格￥82,500（税込、受注生産）
●2ウェイ6ドライバー ユニバーサルIEM：CW-U17QD　市場想定価格￥79,200（税込）
　CW-U17QDBT2　市場想定価格￥88,000（税込）
※カスタムIEMは耳型採取費用が別途必要

　本体とケーブルはコネクター接続で、断線時にも交換が可能。ケーブルカラーはクリアーとブラックから選択できる。付属ケーブルを2.5mm4極、または4.4mm5極のバランス接続対応プラグに交換するオプションサービスも準備されている。

　本体の色は25色のカラーバリエーションから選択できるほか、オプションでウッドプレート、カスタムエンブレム、シェルプレートやリアルカーボンプレート、メタルプレート、ラインストーン、プリントアートワーク等も用意されている（費用別）。

　なお本商品は29日に開催される「春のヘッドフォン祭2022 mini」でも紹介、先行予約を受け付けるとのことだ。当日参加予定の方は必ずチェックを。

「CW-L17QD」の主な特長とスペック

●高域のドライバーに超小型のクアッドバランスドアーマチュアドライバー、低域にデュアルバランスドアーマチュアドライバーの合計6ドライバー構成を採用することでワイドレンジなサウンドを実現。
●超小型のバランスドアーマチュアドライバーユニット4基をひとつにまとめたクアッドバランスドアーマチュアドライバーを高域に採用。これによりドライバー1基当たりの負荷を下げ、ひずみ感の少ない艶やかな高域を実現した。低域にはベント装備による高能率で、かつ音響フィルターを内蔵した低音専用設計のデュアルバランスドアーマチュアドライバーを採用。
●シェルカラー、フェイスプレートカラー、スペシャルフィニッシュ、Bluetoothを含むケーブル仕様などを多彩なオプションから選択可能。

Specifications
●構成：2ウェイ6ドライバー（Hi×4、Lo×2）
●インピーダンス：50Ω
●感度：122dB

「CW-S17QD」の主な特長とスペック

●耳型採取を必要としないユニバーサルシェルで、手軽にカラリングやフィニッシュのカスタマイズを楽しめるセミカスタムモデル。シェルの構成はユニバーサルモデルCW-U17QDと共通で、カスタムIEMと同じくオーダー仕様に沿ってハンドメイドで製作されている。

Specifications
●構成：2ウェイ6ドライバー（Hi×4、Lo×2）
●インピーダンス：50Ω
●感度：122dB

「CW-U17QD」「CW-U17QDBT2」のおもな特長とスペック

●音響アッセンブリを小型に設計することで6ドライバーながら耳の小さな方でも快適な装着感を実現。
●高域用クアッドドライバーと低域用デュアルドライバーの構成により、シングルノズルのコンパクトな音響アッセンブリを実現。
●ノズルは国内生産によるアルミの削り出し品を採用。
●耳掛け部分のメモリーワイヤーの代わりに耳当たりの優しいカール処理を施した新ケーブルを採用。本体側のプラグはカスタム版と同じく2Pin仕様でケーブル断線時の交換も可能。
●Bluetooth仕様モデルCW-U17QDBT2はBluetooth Ver5.0に準拠し、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX LLにも対応。ケーブル部分についても音質に配慮し、4Nグレード（99.99％）無酸素銅導体ツイストケーブルを採用した。

CW-U17QD Specifications
●構成：2ウェイ6ドライバー（Hi×4, Lo×2）
●インピーダンス：50Ω
●感度：122dB

CW-U17QDBT2 Specifications
●構成：2ウェイ6ドライバー（Hi×4, Lo×2）
●インピーダンス：50Ω
●感度：122dB
●ケーブル：2Pin仕様Bluetooth5.0
●対応コーデック：SBC、AAC、aptX、aptX LL

　なお、2022年5月末で、「CW-L12a」「CW-L32V」「CW-L33LV」「CW-L52」が販売終了になる。ただし、一部業務用としてカナルワークスダイレクトショップにて継続販売するモデルもあるとのことだ。