SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)は、3月23日に、PlayStation 5およびPlayStation 4のシステムソフトウェアアップデートを実施した。
今回のシステムソフトウェアアップデートにより、PS5およびPS4でオープンパーティーとプライベートパーティーの作成や参加ができる機能など、ユーザーから要望の多かった機能が導入される。またPS5では、ゲームベースとトロフィーカードのUIを改善し、ヘッドホンのモノーラル音声などのアクセシビリティ機能も実装される。
コントロールセンターに新しく追加される「使いこなしのヒント」のカードでは、PS5でゲームプリセットを設定する方法や、ゲーム中にビデオやアプリを画面にピン留めする方法、フレンドにゲーム画面をシェアする方法など、PS5の機能を活用するためのヒントも確認できるという。
また3月24日から、PS Appからオープンパーティーおよびプライベートパーティーを作成し、パーティーに参加できる機能も順次実装される。またPS AppのゲームベースのUIを刷新し、PS5と同様にフレンド機能、パーティー機能、メッセージ機能へ簡単にアクセスできるようになるそうだ。
PSリモートプレイをモバイル端末から利用しているユーザーは、スマートフォンの設定に基づいたダークモードを適用可能になる。また、iOSとAndroidの両方で音声読み上げ機能に新しい言語(ポルトガル語、ポルトガル語、フィンランド語、スウェーデン語、トルコ語、ギリシャ語、タイ語、繁体字中国語、簡体字中国語)も追加される。
これらに加え、今後数ヵ月以内に、PS5でVRR(可変リフレッシュレート)への対応を予定していることも発表された。
VRRはHDMI2.1対応のテレビやPCモニターにおいて、ディスプレイのリフレッシュレートをPS5本体のグラフィック出力に合わせてリアルタイムで同期する機能だ。これによりフレームペーシングの問題や、画面のちらつきなどを最小化または排除し、PS5タイトルのビジュアルパフォーマンスを向上させることができる。
また、画面が瞬時にレンダリングされ、グラフィックはより鮮明に、入力遅延は減少することにより、多くのPS5のタイトルにおいてゲームプレイがよりスムーズに感じられるようになる。これまでに発売されたPS5タイトルも、今後のゲームパッチによってVRRに対応することができ、今後発売されるタイトルは当初からVRRに対応することが可能という。
さらに追加オプションとして、VRRに対応していないPS5のタイトルにもVRRを適用することが可能になる。この機能により、一部のゲームでは映像品質が向上する場合があるそうだ。VRRを適用したことで予期しない視覚効果が生じた際には、VRRをオフにすればいい。