エミライから、FiiOの有線イヤホンの新製品として、シングルダイナミックドライバー仕様FDシリーズのフラッグシップIEMとなる「FD7」が、10月15日に発売される。また、FD7をベースに外観デザイン、および付属ケーブルを変更した限定モデル「FDX」も同日に発売される。こちらは世界限定1000本の限定生産となる。価格はオープンで、想定市場価格はFD7が¥79,200前後、FDXは¥107,800前後。

画像1: FiiO、ベリリウム振動板搭載の、1DDイヤホンのフラッグシップ「FD7」、および創業14周年記念の限定ゴールドモデル「FDX」を10月15日に発売
画像2: FiiO、ベリリウム振動板搭載の、1DDイヤホンのフラッグシップ「FD7」、および創業14周年記念の限定ゴールドモデル「FDX」を10月15日に発売

 FD7は、究極のシングルドライバーを目指して新たに開発されたピュア・ベリリウム振動板を採用した、12mm径のダイナミックドライバーを搭載したのが特徴。ベリリウムは希少価値が高く、加工が難しいことから、これまでベリリウムを“コーティングした振動板”を搭載した製品のラインナップはあったが、今回のFD7では、米国マテリオン社と協業することで、同素材を使用した振動板の開発を実現。実に一年以上の歳月を要したという。

画像3: FiiO、ベリリウム振動板搭載の、1DDイヤホンのフラッグシップ「FD7」、および創業14周年記念の限定ゴールドモデル「FDX」を10月15日に発売

 ベリリウムを素材とした振動板の搭載によって、優れた過渡特性を持ち、歪がなく、帯域バランスの良好なサウンドを実現したそうで、FDシリーズのフラッグシップに相応しい再現性を得たと謳っている。

 また、帯域による時間遅延を解消するために、アナログ時計の輪列のような形状の「アコースティック・プリズム・システム」と呼ばれるディフューザーを前モデル「FD5」に続いて搭載。振動板から発せられた音の、音導管内での伝わり方をコントールし、時間軸の一致したサウンド(音の伝播)を可能にしている。

 加えて、低域の定在波、歪を低減する「ボルカニック・フィールド」と呼ばれるディフューザー(火山型)機構も、FD5に引き続き組み込まれるなど、クリアなサウンドを実現するための仕組みが、フラッグシップモデルらしく、万全に盛り込まれている。

 ちなみに、前モデル同様に音導管の交換にも対応し、音導管の直径違いで3種類のパーツが同梱されるそうで、より好みの音調が選択できるようにもなっている。

 付属ケーブルは高純度単結晶純銀仕様で、前モデル同様にコネクターはMMCX、プラグは交換式で、組み合わせるプレーヤーに合わせて、3.5mmアンバランス、2.5mmバランス、4.4mmバランスが選択できる。

 一方、限定生産のFDXは、内部構造・仕様はFD7と同じながら、外観(シェル)に24金メッキを施し、さらにダイヤ(イミテーションダイヤが60個)を散りばめ、FiiO創業14周年を飾る製品としてのゴージャスさを演出している。

 付属ケーブルは、金・銀・銅を素材に使ったハイブリッド仕様の高純度編組品となる。コネクターはFD7と同じくMMCX。プラグも交換式で、3種類の形状を自由に選択できるようになっている。

 限定モデルということで、専用の木製ケースが付属し、シリアルナンバー入りのゴールドに輝くプレートも同梱される。イヤーチップはFD7同様に、バランス重視、低音重視などの音質チューニングがなされたもの、メモリー・フォーム、SpinFit製という具合に、6種類が付属となる。もちろん、交換可能な音導管も3種類がセットされる。

画像4: FiiO、ベリリウム振動板搭載の、1DDイヤホンのフラッグシップ「FD7」、および創業14周年記念の限定ゴールドモデル「FDX」を10月15日に発売

FD7の主な仕様
ドライバー:12mm径ダイナミック型
振動板:ピュア・ベリリウム
周波数特性:10Hz~40kHz
インピーダンス:50Ω
感度:111dB/mW(@1kHz)
最大入力:100mW
ケーブル:4本組高純度単結晶純銀ケーブル
コネクター:MMCX
プラグ:3.5mm、2.5mm、4.4mm交換式
ケーブル長:約120cm
質量:約11g(片側)
付属品:イヤーチップ(バランス重視品3ペア、低音重視品3ペア、ボーカル重視品3ペア、SpinFit製3ペア、メモリー・フォーム品2ペア、トリプルフランジ品2ペア)、クリーニングブラシ、キャリングケース、MMCXアシストツール、クイックスタートガイド、マグネット式ケーブルクランプ、4本組224芯高純度純銀ケーブル

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