光城精工から、カーオーディオ用電源フィルター「N-04」が、8月20日に発売される（8月9日に先行販売もあり）。価格は￥25，00（税別）。
車用の電源フィルターとしては、これまでバッテリーの電圧変動など、比較的低い周波数のノイズに対応した製品が多く発売されてきたが、近年ではハイブリッド化や電化、各種機器のデジタル化によって、車内にはより高周波のノイズが発生することが多くなったという。本N-04では、そうした高周波ノイズを効率的に抑制することを目的に開発された製品となる。
高周波特性に優れるフィルムコンデンサーを容量別に配列することで、インバーターやスイッチング電源、内部クロックなどから発生するノイズ＝高周波ノイズを抑制するよう、設計されているということだ。
そのフィルムコンデンサーには、同社ホームオーディオ向け製品にも搭載している、岡谷電機製ノイズサプレッションキャパシタ、TDK製EMIサプレッションキャパシタを採用。信頼あるパーツによる高いノイズリダクション効果にて、高音質化に大きく寄与するとしている。
また、フィルターの特性については、（ノイズの減衰）効果のみを求めるのではなく、聴感によるチェックも行ない、音質をきっちりと担保しつつ、効果の高くなるところを探りだして決定しているそうだ。
ちなみに、フィルターを構成するフィルムコンデンサー群は、ブスバー（銅バー）に直接実装するブスバー配線を採用。これにより、インダクタンス成分（誘導起電力）の発生も抑えられるそうで、より効果的なノイズリダクションが行なえるということだ。
なお、入出力端子台には2端子タイプを採用しており、大容量（最大100A）のパワーアンプにも対応できるようになっている。接続ケーブルは、AWG#4（推奨）までの使用が可能。さらに、出力GNDに同社の「BODYアース強化BOX」を増設すると、相乗効果でより音質の向上が図れるようになるということだ。
N-04の主な仕様
端子台：M5 2端子（推奨電源ケーブル ～AWG#4）
入出力電圧：DC12V
入出力電流：100A（peak）
寸法：W81×H40×D159mm（端子台含む）
質量：約490g
付属品：マニュアル、保証書、M5裸圧着端子×4個
