AVIOTから先月末に発売されたノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01t」(¥10,890税込)。

画像1: AVIOTのノイキャン対応完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01t」は、ノイキャン性能も高く、音楽の情緒を感じられるサウンドにまとめられている

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 既報の通りTE-D01tは、フィードフォワード、フィードバック、両方式に対応したハイブリッドタイプのノイズキャンセル機能(ANC)を搭載した製品。加えて、耳甲介にフィットするデザイン&イヤーピースによって、パッシブな遮音性も高めているという。ここでは、注目のTE-D01tのインプレッションをお届けしたい。

 製品の概要については既報の記事に詳しいが、簡潔に紹介すると、上述したようにハイブリッド式のノイズキャンセル機能に対応し、搭載ドライバーはグラフェンとPUの複合素材による10mm径振動板を採用したダイナミック型。D01シリーズの美点でもある音の響きに留意したチューニングが施されているという。コーデックはSBCとAACに対応する。

 さて、音質については同ブランドD01シリーズの音調を受け継いだもので、デザインもドライバーも異なるものの、「TE-D01g」で感じたエッセンスを色濃く再現してくれた。低域から高域までバランスの取れたサウンドで、特定の帯域が主張してくることなく、フラットでワイドレンジな再現が楽しめる仕上がり。音の響きや余韻も繊細に感じられるようになっている。AACコーデックでの再生ということもあり、音は若干軽めな印象を受けるので、欲を言えばもう少し音に厚みが欲しいとは思う。ANC機能搭載で先行する「TE-D01m」よりも、音楽的な情緒を感じられるサウンドにまとめられている。

 ANCについては、イヤホン右側のセンサーの長押しで、オン/オフが可能。日々の満員の通勤電車内で使用したところ、ゴーという電車の走行音から、ボーという送風音まできれいにキャンセルしてくれた。ただし、高域寄りのノイズ(送風音)については、若干残すチューニングとなっているようで、頭上よりサーという送風音は確認できる。ドアの開閉や車内アナウンスは聞き取れるので、乗り過ごしなどは回避できるだろう。

 専用アプリ「AVIOT SOUND ME」を使うと(「AVIOT SOUND XXX」は本D01tには非対応なので注意したい)、ノイズキャンセルの効き具合や、外音取り込みモードの調整が行なえるようになる。10バンドのイコライザー機能もあり、好みの音調に調整することもできる。6種類のプリセット値も用意されているので、それを元に自分好みの仕様を作っていってもいいだろう。操作ボタンのカスタマイズも可能だ。

画像: 専用アプリ「AVIOT SOUND ME」

専用アプリ「AVIOT SOUND ME」

画像: 10バンドのイコライザー機能を持ち、好みの音調に調整できる。プリセットは6種類あり

10バンドのイコライザー機能を持ち、好みの音調に調整できる。プリセットは6種類あり

画像: ノイキャンや外音取り込みの加減を調整できる

ノイキャンや外音取り込みの加減を調整できる

 「ゲーミング(低遅延)モード」も搭載されており、アプリ上でオン/オフできる。実際に動画配信コンテンツで試したところ、オフではセリフが半拍遅れているが、オンにすると口の動きと発音がピタッと合わさり、違和感がなくなる。効果は高い。

画像2: AVIOTのノイキャン対応完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01t」は、ノイキャン性能も高く、音楽の情緒を感じられるサウンドにまとめられている

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